『キャプテン・アメリカ:BNW』4億ドル突破 ─ 低調スタート『白雪姫』は今後の成長に期待

マーベル・スタジオ『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日の封切りから6週を経て、世界累計興収が4億ドルに到達した。現時点で2025年公開作の米国興収1位、世界累計2位。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では『ブラック・ウィドウ』(2021)の3.79億ドルを超えたところ。まもなく『エターナルズ』(2021)の4.01億ドルに届く見込みだ。
新生キャプテン・アメリカは6度目の週末米興収でも3位で粘っているが、現在は米ボックスオフィス全体が低調だ。3月21〜23日の週末で第1位はディズニー『白雪姫』で、興収は4,300万ドル。4,500万〜5,500万ドルとの事前予測には届かなかった。ファミリー映画の競合作が少ないため、これから着実に成績を伸ばすだろうと米CNNは専門家の見解を伝える。ディズニーはこの映画の製作に2.5億ドル前後の巨額を投じている。現在の世界累計興収は8,730万ドル。

ワーナー・ブラザースの『ミッキー17』はさらに低調で、公開3週目にして週末興収わずか390万ドルにダウンの4位。現時点での世界累計は1.1億ドルで、1.2億ドルとされる製作費に対して初速が鈍すぎた。損益分岐点は遥か先だ。
同じくワーナー・ブラザース、ロバート・デ・ニーロが二役を演じるマフィア映画『The Alto Knights(原題)』も初登場316万ドルで米6位と不振。米国外でも低調で、世界累計506万ドル。「メジャー・スタジオ公開作としては散々」と米Variety。
今のところハリウッドのスタジオ作はますます厳しい状況に追い込まれているが、春に向けて期待作も控える。ワーナー・ブラザースからは『マインクラフト/ザ・ムービー』が4月4日(日本4月25日)に、ディズニーからは『サンダーボルツ*』が5月2日に登場予定だ。
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Source:Box Office Mojo,CNN,BoxOffice Pro,Variety,Deadline