『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』米興収、初動1億ドル超えの見込み ─ 新生キャプテン・アメリカ、好調デビューなるか

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の公開まで1ヶ月と迫った。『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)の歴史的ヒットも記憶に新しい今、“2代目キャプテン・アメリカ”のデビュー戦はどんな成績を収めるか──。
米国の調査会社Quorumによると、本作は2月14日(金曜日)の劇場公開日から、祝日である“プレジデントデー”の2月17日(月曜日)まで、週末4日間で米国興行収入1億ドルを突破する見込み。金曜日から日曜日までの3日間では8,600万~9,500万ドルと、いずれにしても好調な滑り出しとなる予測だ。
本作は『キャプテン・アメリカ』シリーズの第4作にして、主人公をスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)からサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)に交代した第1作。人気を博したテレビシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2022)を経て、“2代目キャプテン・アメリカ”となったサムの活躍が描かれる。共演はハリソン・フォード、ダニー・ラミレス、ティム・ブレイク・ネルソン、ジャンカルロ・エスポジートら。

“キャプテン・アメリカ×ポリティカル・スリラー”という作風として、本作に最も近いとみられるのは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で、オープニング興行収入は9,502万ドル(3日間)。当時とはスーパーヒーロー映画の置かれた状況が異なるものの、ひとまず、この数字を基準のひとつと考えてもよいだろう。
本作は2025年に公開される初の大作スタジオ映画とあって、映画館業界が大きな期待を寄せる作品でもある。ちなみにプレジデントデーの興収記録を保持しているのは、『ブラックパンサー』(2018)と、非MCU作品『デッドプール』(2016)、そして『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)。現状の予測通りとなった場合、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』がトップ3に加わることはなさそうだが、公開まではまだ1ヶ月ある。今後のプロモーション次第では、まさかの逆転劇も大いにありえるはずだ。
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)全国劇場公開。
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Source: Deadline