『キャプテン・アメリカ:BNW』サイドワインダー役ジャンカルロ・エスポジート、当初は別の役「キング・コブラ」にオファーされていた

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初参戦した俳優ジャンカルロ・エスポジートは、長らくマーベル・スタジオとの話し合いを続けていたことで知られる。オファーの段階では、実際に完成した映画とは別の役柄を演じる可能性もあったそうだ。英Empireにてエスポジート自身が語っている。
『ブレイブ・ニュー・ワールド』でエスポジートが演じたのは、裏の組織サーペント・ソサエティのリーダーであるサイドワインダー/セス・ヴォルカー役。ところがマーベル・スタジオから連絡を受けた時点では、同じくサーペント・ソサエティに関わりのあるキングコブラ/クラウス・ボーヒーズ役として準備が進められていたという。
「(映画は)2024年3月に公開される予定でしたが(※編注:正しくは5月)、変更を加えたいという決定があったんです。ネイト・ムーア(プロデューサー)と電話していたときは、おそらくキング・コブラという役を準備をしてくれていたんです。近所を歩いているとき、アフリカ系アメリカ人たちから“どうしたの、キング”って呼ばれるとしたら素晴らしいことですよね。最高の栄誉です。」
しかしその後、製作陣が検討を進めた結果、エスポジートの役柄はサイドワインダーに変更された。「彼らはコミックに戻り、うまく作り上げようとしていました。ネイトからは“キングの特徴はすべてやってもらえるけれど、役はサイドワインダーがいい”という話をされたんです。傭兵風の、リアルなキャラクターにしたいと」。
コミックに登場するキングコブラ/クラウス・ボーヒーズは、コブラに噛まれたことで超人的な肉体と毒を操る能力を手に入れたスーパーヴィラン。エスポジートが起用される以前、プロレスラーのセス・ロリンズがこの役柄を演じていたとの噂もあるが、完成版からロリンズの出番はカットされている。ジュリアス・オナー監督も認めているように、これらの変更は映画全体をよりリアルなトーンにするため実施されたようだ。
エスポジートは「追加撮影の段階で、彼らはより現実的な映画を求めていました。私からすると少し大変でしたが、集中することでやり遂げられた」と言う。「いま望むのは、このユニバースにもう少し長くいることですね」。
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は公開中。
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Source: Empire 2025 May, Collider