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ニコラス・ケイジが『コン・エアー』監督と再タッグ、実話に基づくWW2スパイ映画が撮影開始

大阪コミコン2025 グランドフィナーレ 撮影写真
©︎ THE RIVER

『マッシブ・タレント』(2022)『ドリーム・シナリオ』(2023)などのニコラス・ケイジが、『コン・エアー』(1997)サイモン・ウェスト監督と再タッグだ。実話をもとにした第二次世界大戦スパイ映画『Fortitude(原題)』が、2025年9月8日にロンドンにて主要撮影が開始されたことがわかった。米Deadlineが報じた。

この映画は、前代未聞の戦略的作戦を用いてナチス指導部を欺き、第二次世界大戦の戦局を覆そうとした英国情報部員たちの実話に基づく内容。『ダンケルク』(2017)で歴史考証を担当したジョシュア・レヴァインがコンサルタントを務め、架空の軍隊や偽の軍事装備、二重スパイのネットワークなど精巧な偽装作戦を駆使してナチス情報部を欺いた英国陸軍将校ダドリー・クラークと、トーマス・アーガイル・“ター”・ロバートソンの卓越した戦略を描く。その中には、ユーゴスラビア出身のプレイボーイ、ドゥシャン・ポポヴもいた。彼は実在の二重スパイで、イアン・フレミングの小説『007』シリーズでジェームズ・ボンドのモデルになったと言われている。

現時点でケイジが演じる役柄は明かされていない。共演には、『ガンジー』(1982)でアカデミー賞主演男優賞に輝き、『アイアンマン3』(2013)などに出演しているベン・キングスレー、『デッドプール』(2016)『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025)などのエド・スクライン、『スキャンダル』(2019)のアリス・イヴ、『キングスマン:ファースト・エージェント』(2020)のマシュー・グード、『ドクター・ドリトル』(2020)のマイケル・シーンと豪華キャストが揃った。いずれも演じるキャラクターは不明だ。

ウェストが監督を務め、脚本は『Modi: Three Days on the Wing of Madness(原題)』のサイモン・アフラムが手がける。プロデューサーに名を連ねるのはアフラム、『ワンダーウーマン』(2017)でロケーションマネージャーを務めたジョーゼット・ターナー、『ATL Hustle(原題)』のレザ・ルーヒ、『Queen of Manhattan(原題)』のエドワード・カール。製作総指揮は、ビアンカ・グッドローとデヴィッド・スカラマンガが名を連ねる。

プロデューサーのアフラムは、「このような素晴らしいアンサンブルを結集できることに興奮しています。彼らの化学反応と深み、そしてウェストの演出が相まって、この物語は真に心を掴み、忘れらない作品へと昇華されるでしょう」と意気込みを語った。

近年のケイジは、ユニークな作品で個性的な役を演じて精力的に活動している。『マッシブ・タレント』では自身をパロディにした落ち目のハリウッド・スターとして本人役で主演し、『ロングレッグス』(2023)では不気味な連続殺人鬼役を怪演した。また、『レンフィールド』(2023)では吸血鬼役をコミカルに演じ、多彩な役柄に挑戦し続けている。

『Fortitude』では、史実に基づくスパイ作戦の緊迫感や策略の駆け引きを、ケイジ特有の大胆かつ緻密な演技で魅了してくれることを期待したい。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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