ジェームズ・キャメロン、『アバター:WoW』で約125億円稼いだ見込み

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の海外興行収入が、同じくジェームズ・キャメロン監督の代表作『タイタニック』(1997)を超えて歴代3位となり、快進撃を続けている。果たして、この商業的な大成功によりキャメロンが手にした富は如何ほどだろうか。
米Forbesの特集記事「The World’s 10 Highest-Paid Entertainers(2022年に世界で最も稼いだエンターテイナー10名)」によると、本年度第8位のキャメロンが稼いだ総額は9,500万ドル(約125億円)で、ロックレジェンド、ローリング・ストーンズ(9,800万ドル)と人気シンガーソングライター、テイラー・スウィフト(9,200万ドル)に囲まれている。業界関係者によると、この数字は映画制作の裏方を受け持っている要人であることに加え、興収の閾値を掛け合わせたボーナスを加味して算出されているようだ。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』全世界累計興収は本記事時点で22億ドル超えで歴代4位。3位の『タイタニック』にも肉薄する記録だ。これによって、歴代ベスト4のうち2本がキャメロン監督作品となっている。作品の世界観や上映時間、製作費などすべてにおいてとてつもないスケールを誇るキャメロン作品は、その経済効果も絶大。
『アバター』シリーズは第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開となる予定が発表されている。いずれも超大作となることが予想されるが、「ただ、カッコいい映画を作ろうと試みている」と口にするキャメロンから感じられるのは、本シリーズに賭ける愚直なまでに誠実な想いだ。
例え巨万の富を得ても、キャメロンは映画作りを続ける。これからもキャメロンが着実に偉業を達成していく様を、いち映画ファンとして心から応援したい。
▼ ジェームズ・キャメロンの記事
ジェームズ・キャメロン、『アバター4』『アバター5』監督続投の意向「自分がやらない理由がない、健康だから大丈夫」 まだまだやる気満々 『アバター』アニメ版、ジェームズ・キャメロンが企画中 ─ 「キャラクターの背景、映画で描けなかった出来事を描く」 すでにディズニーへ提案済み 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編が公開、炎を操るアッシュ族登場 ─ 壮大なるパンドラにいま帰還せよ やはり映像美 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ポスター初公開 ─ 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で予告編が先行上映へ 『ファンタスティック4』で予告解禁 ジェームズ・キャメロンの広島・長崎原爆映画、原作トレーラー映像が公開 ─ 『アバター』後すぐに製作予定 脚本は未執筆ながら
Source:Forbes