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ヘンリー・カヴィルのスーパーマン、新スーパーマンと共存なるか ─ 製作者「ありえない、ということはない」

映画『マン・オブ・スティール』のスーパーマン
©2013 Warner Bros. Ent. Inc. All Rights Reserved. MAN OF STEEL and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics.

DC映画ユニバースには、複数のスーパーマンが存在してもいいはず……。『マン・オブ・スティール』(2013)でヘンリー・カヴィル演じるスーパーマン/クラーク・ケントを送り出したプロデューサーのチャールズ・ローヴェン氏が、今後の展開に期待を寄せている。

ヘンリー演じるスーパーマンは、『マン・オブ・スティール』ののち、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)および再創作版『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)に登場。しかし現時点で再登場の予定はなく、ワーナー・ブラザース/DCコミックスは、J・J・エイブラムス製作の新たなスーパーマン映画を企画中だ。同作に登場するのは、ヘンリー演じるスーパーマンではなく、黒人の新たなスーパーマンだと報じられている

Comicbook.comにて、ローヴェン氏は「(スタジオは)作り手のビジョンに従うのなら、いくつものビジョンを受け入れなければいけません。誰もが同じようなことを考えるわけではないのだから」と述べた。事実、今後のDC映画には、フィルムメーカーの意向に応じて複数のバットマンが現れる見込み。『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』にはベン・アフレック演じるバットマン、マイケル・キートン演じるバットマンがそれぞれ登場し、単独映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』ではロバート・パティンソンがバットマンを演じる。

ローヴェン氏はこうした動きを肯定的にとらえており、「なにごとにも“ありえない”はない。それがいいし、そうあるべきだと思います。そして、それを成功させなければいけません」と語った。また、2011年にDCコミックスが行ったコミックの大規模リランチ「New 52!」にも言及。「あの時、いろいろなグリーン・ランタンが作られました。同じようなことを映画でやってもいいはず」とも話している。

ちなみにローヴェン氏は、『ワンダーウーマン』シリーズや『スーサイド・スクワッド』(2016)、そして『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)でもプロデューサーを担当。しかしながら、J・J製作の新スーパーマン映画には現時点で関与していない。「僕が関わるのは『マン・オブ・スティール』から派生してきた作品のみ。ヘンリー・カヴィルがスーパーマンでないのなら、スーパーマンには参加しません」と断言した。

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Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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