【続報】キャプテン・アメリカ、やっぱり敵組織ヒドラの一員ではなかった!疑惑は物語の序章に過ぎない?

コミック版『キャプテン・アメリカ』の新シリーズ、『キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース』は、先月アメリカで刊行されるとすぐにとてつもない物議を醸した。物語の冒頭から、英雄キャプテン・アメリカが敵組織ヒドラの一員であったという新設定が描かれたのである。

【炎上】キャプテン・アメリカ改変 敵組織ヒドラの一員だったとの新設定に

【真相】キャプテン・アメリカはヒドラだった?問題作『キャプテン・アメリカ : スティーブ・ロジャース』第一話 詳細あらすじ

この衝撃の展開にファンは怒り狂い、映画でキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスは戸惑い、さらにはマーベルの重鎮スタン・リーが「イカれてるけどすごくいいアイデアだ」とコメントする事態にまで発展した。

スタン・リー、ヒドラキャップを「クレイジーだけどいいアイデア」と評価

問題の「ハイル・ヒドラ」発言 http://www.comicbookmovie.com/comics/marvel_comics/comic-spoilers-the-truth-about-that-big-hydra-turn-revealed-a143017

問題の「ハイル・ヒドラ」発言
http://www.comicbookmovie.com/comics/marvel_comics/comic-spoilers-the-truth-about-that-big-hydra-turn-revealed-a143017

騒動から約1ヶ月、『キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース』#2がまもなくアメリカで発売される。そこには、一連の疑惑の真相が描かれているという。

問題の真相が明らかに

結論からいえば、やはりキャプテン・アメリカはヒドラの一員ではなかったようだ。

幼少期からヒドラのメンバーである、というスティーブ・ロジャースの記憶は誤りであり、強大な力をもつコズミック・キューブの破片でできた少女コービックによって植え付けられたものだったのである。あろうことか、コービックはキャプテン・アメリカの宿敵レッド・スカルの影響下にあったという。

http://comicbook.com/2016/06/27/exclusive-captain-america-is-not-the-hydra-agent-he-thinks-he-is/

http://comicbook.com/2016/06/27/exclusive-captain-america-is-not-the-hydra-agent-he-thinks-he-is/

しかし、この展開はシリーズのライターを務めるニック・スペンサー氏の発言と矛盾する。以前のインタビューで、スペンサーは「これはマインドコントロールではない」と明言したのである。実際に本編ではどのように描かれているのか、一見矛盾に思われる展開は本当は矛盾ではないのか……。そのあたりは続報を待つことにしたい。

製作側は何を企んでいるのか?

一方で、マーベル編集長のアクセル・アロンソ氏は、『キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース』のストーリーに込められた「たくらみ」を明かした。

「ニック(・スペンサー)が描こうとしている物語のためには、“私たちのヒーローがわからない”ということを読者が知ることが大切だと思った。キャプテン・アメリカはマーベル・ユニバースで最も信頼できるスーパーヒーローだが、正確には彼もあなたの思っているような人物ではない。彼は今、別の邪悪な意志によって動いていて、起こることはすべてその影響下にある。これが、これから2ヶ月間にわたる魅力的な物語だよ。マーベル・ユニバースにすごく大きなものを打ち立てるだろうね」

「ニック・スペンサーは、たくさんの理由からこのシリーズのライターに選ばれた。ひとつは、彼が歴史や政治を読み解くことに非常に長けていること、そして、そうした問題にコミックで取り組むことを恐れないことだ」

アロンソ氏は、『キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース』#2が、「真相が明かされるとともに新たな議論をもたらすもの」だと話している。「キャプテン・アメリカがヒドラの一員」という疑惑は、物語の序章にすぎないようだ。

こちらは「#3」からの先行公開カット。 http://comicbook.com/2016/06/27/exclusive-captain-america-is-not-the-hydra-agent-he-thinks-he-is/

こちらは「#3」からの先行公開カット。
http://comicbook.com/2016/06/27/exclusive-captain-america-is-not-the-hydra-agent-he-thinks-he-is/

もっとも今回の騒動は、マーベルのスタッフにとっても想定の範囲外だったという。

「ここまで反応が大きくなるとは思っていなかったよ。『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』と同じくらいだね。でも私は、とくに激しく反応した人たちが、毎週本屋でコミックを買うような読者だとは思わない。そういう読者は、コミックのやり方やリズム、また我々がどのようにヒーローを扱ったかを理解するように鍛えられていると思うよ」

新シリーズ『キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース』はまだ始まったばかりだ。いつか完結した暁には、ぜひ邦訳にも期待したいところである。

source:
http://comicbook.com/2016/06/27/exclusive-captain-america-is-not-the-hydra-agent-he-thinks-he-is/
http://www.comicbookresources.com/article/stan-lee-weighs-marvels-controversial-captain-america-twist

Eyecatch Image:http://marvel.wikia.com/wiki/Captain_America:_Steve_Rogers_Vol_1_2

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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Comments

  • ml 2016年7月14日 at 11:43 AM

    そんなことだろうと思いました。仮にキャプテンがヒドラという設定のまま連載を続けても、こんな設定を作ったシナリオライターがクビになって打ち切りという結末になったでしょうね。もしも日本なら悟空がレッドリボン軍のスパイだったり、ルフィが海軍のスパイというロクでもない後付け設定になったりして。

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