スーパーマン役ヘンリー・カヴィル、『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット見ていない ─ 「もう過去のこと、未来について話したい」

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)の本来の構想を実現した「スナイダー・カット」の公開を求める声がふたたび高まっている。監督のザック・スナイダーがプロジェクトを離れる以前の内容が具現化されているというスナイダー・カットについては、アクアマン役のジェイソン・モモアが「見た」「超ヤベェ」と証言。去る2019年11月17日には、出演者のベン・アフレックやガル・ガドット、レイ・フィッシャーが「#ReleaseTheSnyderCut」のハッシュタグをSNSに相次いで投稿して大きな話題を呼んだ。
そんな中、スナイダー・カットについて、ほとんど沈黙を守ってきたのがスーパーマン役のヘンリー・カヴィルだ。このたび、Netflixドラマ「ウィッチャー」(2019年12月20日配信開始)にまつわる取材にて、ヘンリーはスナイダー・カットについて明確に応答している。
「スナイダー・カットは見ていません。スナイダー・カットというものが存在するかどうかも知らないんです。この数年間、(『ジャスティス・リーグ』の)映像を繋ぎ合わせたものがあるらしいということは知っていますよ。それが結局どうなるのかということには、ずっと興味があります。だけど、あの作品は僕にとっては過去のもので、それよりも僕は未来がどうなるかという話がしたいんです。」
すなわち、ヘンリーが『ジャスティス・リーグ』をめぐる動きに反応しないのは、すでに同作が“過去のもの”となっているため。すでに自身の焦点は、現在や未来の作品へと移っているようだ。ただしヘンリーは、「スナイダー・カットが存在するかどうかは知らない」と述べながらも、「映像を繋ぎ合わせたものがあるらしい」と存在を裏付けるかのような証言にも及んでいる。
その一方、ヘンリーは、いまだスーパーマンという役柄を“過去のもの”としては捉えていない。かねてよりスーパーマン役からの卒業説がささやかれているヘンリーだが、先日「まだ諦めていませんよ。僕がやらなければならないことは今でもたくさんあります」と発言し、再演に強い意欲を示したばかり。今回のインタビューでも、『マン・オブ・スティール』(2013)の続編実現を希望している。
「スーパーマンの未来でいえば、僕はコミックのキャラクターを表現できると思っていて、それは『マン・オブ・スティール』に繋がっているんです。僕はあの映画が大好きだし、当時そのままにしておいたストーリーを語りたい。残念ながら言えることは何もありませんが、実現したら最高ですね。」
なおワーナー・ブラザースは、スーパーマンの再映画化に向けて『ブラックパンサー』(2018)や『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダンと面会したと伝えられている。ヘンリー演じるスーパーマンの今後については、まだ誰にもわからない。
Source: Kevin McCarthy, ComicBook.com(1, 2)