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ヘンリー・カヴィルが着たスーパーマン・スーツ、新映画版のオーディションでうっかり破れていた ─ 「筋肉が大きかったから」「背が高かったから」

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
© Warner Bros. Entertainment, Inc.

DC映画ユニバースでヘンリー・カヴィルが着用していたスーパーマンのスーツが、新映画『スーパーマン(原題)』のオーディション中にうっかり破れてしまっていた……。監督・脚本のジェームズ・ガンらが明かした。

『マン・オブ・スティール』(2013)から『ブラックアダム』(2022)までスーパーマン役を演じたカヴィルは、ファンの間でもベストキャスティングのひとつとして今も愛される存在。『スーパーマン』のオーディションでは、スクリーンテスト(実際にカメラを回しながらのテスト)の参加者全員が、かつてカヴィルが着用したスーツを身につけていたことが明かされていた

しかし、オーディションを受ける俳優の体格がみなカヴィルと同じというわけではない。「スーツが破けてしまった」と最初に証言したのは、『グレイハウンド』(2020)などの俳優トム・ブリトニー。ポッドキャスト「Hellish」にてスーパーマン役のオーディションを受けたことを認め、「ヘンリー・カヴィルが着た本物のスーツでした。着るのに30分くらいかかるんですが、うっかり破けてしまったかも」と話したのである。「僕の筋肉がヘンリー・カヴィルより大きかったばっかりに」

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ガン監督は自身のThreadsアカウントにて、このエピソードが事実であることを認めている。しかも、新スーパーマン役を射止めたデヴィッド・コレンスウェットがさらに破いてしまったということも。いわく、「トムがやらかした上に、コレンスウェットは身長が高すぎたから、もっと破れてしまった」。プロフィールによると、カヴィルの身長は185センチ、コレンスウェットの身長は193センチである(ともに公称)。

ガンによれば、オーディションで使用されたカヴィル版のスーツは「オリジナルだが、もともと状態がよくなかったもの」だという。ベストなバージョンのスーツは別に保管されているのだろう。

ちなみに、スーパーマン役を逃したブリトニーは、コレンスウェットを「スーパーマンそっくりで、この役を演じるために生まれてきたような人。素晴らしい役者だと思います」と称賛。その一方、ガン監督も「トム・ブリトニーは大好きな俳優のひとり。素晴らしい才能だ」と称えている。いずれ、別の役柄で新生DCユニバースに登場することもありうる?

映画『スーパーマン(原題)』は2025年7月11日に米国公開予定。

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Source: James Gunn, Hellish (via ComicBookMovie.com)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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