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韓国の大手映画館、「接触ゼロ」戦略で営業再開 ─ AIロボット導入、アプリでチケット&フード購入

CGV
※画像はイメージです|Photo by Gohro https://www.flickr.com/photos/tamagoro/8785353568

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が沈静化しつつある韓国は、映画業界の活気を取り戻すため、2020年4月下旬から映画館の営業を徐々に再開している。そんな中、ソウル・汝矣島(ヨイド)にある大手映画館チェーンCJ CGVは、ポスト・コロナ時代の“接触ゼロ”戦略で新たなサービス体制を整えているという。米Varietyなど複数のメディアが報じた。

汝矣島CGVは、韓国有数のビジネス街である汝矣島の大型複合ショッピングモール「IFCモール」にある。平日・週末を問わず、混雑が絶えない同映画館では、営業再開にあたって、観客との物理的接触を避けるため、従業員をAIロボットに置き換えるだけでなく、売店のセルフサービス化や、その他の基本的な対応を専用アプリで行えるように自動化した。その結果、観客はチケットの予約・受け取りで従業員と接触する必要がなくなり、電子チケットをスキャンするだけで劇場内に入場可能に。フード&ドリンクも専用アプリで注文し、館内の専用ボックスで受け取ることができるようだ。

革新的なサービスの導入について、CGVは「新たな形態として観客に馴染んでいくことでしょう」との見解を示している。「来場者や運営からのフィードバックを重ねながら、お客様の利便性向上と劇場運営の効率化が見込める、本システムの拡大を検討したいと考えております」

また、同じく韓国有数の大手映画館チェーンであるLotte Cinemaも、従業員と観客の接触をなくせるサービス体制を導入している。基本的にはCJ CGVと同じ形態のようだが、同チェーンでは音声システムやチケット購入への年齢制限などが設けられているとのこと。

もっとも韓国では、映画館の営業再開後、週末の興行成績は2019年の5%程度にとどまっているという。国内・海外の大作映画は多くが公開延期を余儀なくされており、映画館は小規模作品や過去作の再上映に頼らざるをえない状況だ。映画館がこれまで通りの活気を取り戻すまでには、もうしばらく時間が掛かることになるだろう。いずれにせよ、韓国が導入した“接触ゼロ”のシステムは、今後、世界中で導入されていくことになるかもしれない。

Source: Variety

Writer

南 侑李
Minami南 侑李

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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