チャドウィック・ボーズマンに捧げる特別番組、米予告編が公開 ─ 4月17日より30日間限定でNetflix配信へ

2020年8月に逝去した、チャドウィック・ボーズマン。この偉大なる俳優に捧げた、Netflixによる特別番組「Chadwick Boseman: Portrait of an Artist(原題)」が2021年4月17日より、30日間限定で独占配信されることがわかった。発表にあわせて、米国版予告編が公開されている。
本番組は、チャドウィックの人生と遺産を称え、彼の類まれな芸術性と、パフォーマンスを生み出した背景に迫る内容となる。公開された予告編は、チャドウィック本人の声とともに始まる。「チャドウィック・ボーズマンです。アーティストです。僕のことを俳優と呼ぶ人がいますが、僕は自分のことを俳優とは思っていません。アーティストと名乗ります」。
『マ・レイニーのブラックボトム』(2020)のヴィオラ・デイヴィス、グリン・ターマン、テイラー・ペイジ、ジョージ・C・ウルフ監督、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)のスパイク・リー監督、『ブラックパンサー』のダナイ・グリラなど、チャドウィックとこれまでに仕事を共にしてきた映画人たちが多数登場する。
それぞれがアーティストとしてのチャドウィックの素晴らしさや、演技にかける思いについて話す中、『42 〜世界を変えた男〜』(2013)の監督ブライアン・ヘルゲランドは、「みんながチャドウィックがいかに素晴らしい俳優であったのかについて語ろうとしますが、彼はそれ以上の存在でした」と称賛している。チャドウィック・ボーズマンというアーティストがいかに偉大な存在だったかがうかがえる言葉だ。
なおチャドウィックは、『マ・レイニーのブラックボトム』での魂震えるような演技が高く評価され、ゴールデングローブ賞をはじめ世界中の映画賞を受賞。アカデミー賞でも主演男優賞の候補に入っており、受賞にも期待がかかっている。
▼チャドウィック・ボーズマンの記事
『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマン、撮影中ティ・チャラ状態を一切止めずにディズニー幹部を驚かせていた 「チャドは僕の人生を変えた」 『ブラックパンサー3』ティ・チャラ代役説はガセネタ、プロデューサーが否定 ─ ワカンダは『キャプテン・アメリカ:BNW』に関与か まだそんな話はしていない デンゼル・ワシントン「私の仕事は魂に基づく」『グラディエーターⅡ』来日インタビュー 「映画作りは一番の目的ではない」 デンゼル・ワシントン、チャドウィック・ボーズマンとの最後を語る ─ 「彼はとても強い若者だった、誰にも病気のことを言わなかった」 「妙に痩せていたんです」 チャドウィック・ボーズマン没後4年 ─ ルピタ・ニョンゴやジェームズ・ガンが追悼「悲しみは愛の代償」 もう4年になります
Source: Deadline