ティモシー・シャラメは大先輩たちから可愛がられまくっているしキャリアが冷静にすごい

俳優ティモシー・シャラメは弱冠27歳にして名だたる映画監督たちと仕事を共にしてきた。長編映画出演2作目はクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(2014)。ルカ・グァダニーノ監督と初タッグを組んだ出世作『君の名前で僕を呼んで』(2017)以降も、ウディ・アレン、グレタ・ガーウィグ、ウェス・アンダーソン、ドゥニ・ウィルヌーヴ、アダム・マッケイといったハリウッドの大物フィルムメイカーの作品に出演している。
2019年にはブラッド・ピットがプロデューサーを務める『キング』で主演を務め、2022年には『ドント・ルック・アップ』でレオナルド・ディカプリオとの共演まで叶えた。つまり何が言いたいのかというと、ティモシー・シャラメはハリウッドから可愛がられまくっているのだ。
こんなエピソードもある。レオナルド・ディカプリオがシャラメに対し、俳優としてのキャリアに関するアドバイスを直々に与えていたというものだ。2021年10月、シャラメは「自分にとってヒーローと呼べるひとり」である俳優から、「NOハードドラッグ、NOスーパーヒーロー映画」との助言を受けたそう。この時、その人物の名前は「怒られてしまうから」という理由で明かしていなかったが、のちに『ドント・ルック・アップ』で共演したディカプリオであることが判明した。

あの“稀代のアクションスター”トム・クルーズもシャラメに期待の眼差しを向けている一人。『DUNE』の撮影終了時にトムと初対面を果たしたというシャラメは、のちにトムから一通のメールを受け取った。そこにはスタント訓練コーチやバイク、ヘリコプターの操縦コーチなど、トムの仕事仲間の名前が載ったリストとともに、こんなメッセージが記してあったという。
「昔のハリウッドでは、ダンスや戦闘のトレーニングを受けていた。今では、誰もあの時の標準まで君を留めようとはしない。つまりは君次第だ。」

直近では、シャネルのフレグランスキャンペーンでマーティン・スコセッシ監督と初タッグを組んだことも話題となった。最新作は『パディントン』シリーズのポール・キング監督が手がける『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で、過去にはジーン・ワイルダーやジョニー・デップが演じた伝説のキャラクターを受け継いだ。ミュージカル映画初挑戦となる本作では劇中で歌とダンスを披露し、新境地を見せている。
2024年3月には『DUNE』続編『デューン 砂の惑星 PART2』が公開予定。また、『LOGAN/ローガン』(2017)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)のジェームズ・マンゴールド監督が手がけるボブ・ディランの伝記映画を控えるなど、ハリウッドでの活躍の勢いはとどまることを知らない。
ちなみに、現在ハリウッドでは『ヒート』(1995)の続編企画が前進中。第1作で主演を務めたアル・パチーノは、自身が演じたヴィンセント・ハナ役を続編で演じてほしい俳優としてシャラメを指名していた。「彼は素晴らしい俳優ですし、ルックスもグレートです」。
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