『チャイルド・プレイ』米プレミアにチャッキー人形とマーク・ハミル登場 ─ 出演の理由は脚本、邦画ホラーからの影響も

映画史に残る名作ホラー『チャイルド・プレイ』(1988)を基に、最先端のAI技術を搭載した殺人人形チャッキーの恐怖を描く、現代版『チャイルド・プレイ』が2019年7月19日(金)に公開される。
2019年6月19日(水曜日、現地時間)、米国ロサンゼルスにて本作のプレミアイベントが行われ、本作でチャッキーの声を務める、『スター・ウォーズ』ルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルら出演者と監督が登壇した。
マーク・ハミル、出演の理由は「脚本」
ホラー映画らしいブラックのカーペットが敷き詰められ、展示された等身大のチャッキー人形がスタッフやキャストをお出迎えする会場に、チャッキーの声を務めることで話題のマーク・ハミルをはじめ、主人公の少年アンディ役のガブリエル・ベイトマン、アンディの母カレン役のオーブリー・プラザ、チャッキーを現代に蘇らせた新進気鋭のホラー監督ラース・クレヴバーグら豪華キャスト・スタッフが登場。多くの取材陣やファンが詰め掛けた。
今回新たにAI技術を搭載し、人々を恐怖のどん底に陥れる最新型チャッキーの声を務めたマーク・ハミルは、最初に出演を打診された時は「オリジナル版に思い入れがあったので、“なんでまた?”と思いました」とコメント。そんなマークが出演を引き受けた理由は、「(脚本が)すごく新しかったから」だという。「オリジナル版が好きだったから、最初は不思議に思ったんですが、脚本がすごく新鮮で挑戦することにしたんです」と語った。

マークは劇中で、チャッキー役として一度聴いたら耳から離れない「バディ・ソング」を聴かせてくれる。この楽曲を生んだのは、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)なども手がけた作曲家ベアー・マクリアリー。マークはその出来栄えに「ベアー・マクリアリーの素敵な子守唄のおかげです。人形にぴったりの歌だけど、ストーリーを考えると怖いですよね」と自信を覗かせた。
また、ベアーはマークのレコーディングについて「マークと仕事ができてすごく興奮しました。彼はプロのシンガーではありませんが、僕がアコーディオンを取り出して、“どんなキーがマークの声に合うか、さぁキーを見つけよう”ってデモを作ったら、家で練習して来てくれて、次のセッションには準備万端でレコーディングをしてくれたんです」と語った。「一緒に仕事が出来て、本当に光栄でした」。

アンディの母、カレンを演じたオーブリー・プラザは、ホラー映画の人気キャラクターだけでなく、ファッションアイコンとしても愛されるチャッキーについて、「全ての子供にとって悪夢が現実になったようなものですよね。自分の大切な人形から刺されるなんて、トラウマになっちゃいますよ。だから忘れられないんだと思います」と、時代を超え愛される秘密について語った。
チャッキーと戦うには?
親子の隣人であり、事件を捜査するマイク刑事役のブライアン・タイリー・ヘンリーは公開を迎えた心境を「本当に興奮しています。お客さんはシートから飛び上がって怖がって、手を叩いて笑うに違いないですよ。チャッキーが戻ってきて、これ以上素晴らしいことはありません」と語った。もし現実にチャッキーと戦わなければいけなかったらどうやって戦う?という質問には、「とにかくチャッキーのいるところには行かないことです。出会わなければ戦う必要がないですからね。どんな手段を使っても彼を避けるべきです。そうでしょ?」と愛嬌たっぷりに答えた。

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カレンの嫌味な新しい恋人役を演じたデヴィッド・ルイスは、アニマトロニクス技術を用いた人形のチャッキーとの共演の撮影について「(アニマトロニクスの人形は)演技のうえで非常に役立ちました。(人形は)実際に表情を変えることが出来るんです。CGじゃなくリアルに見せたかったので、特に俳優は、実在する人形に反応して演技をすることが出来てとても助かりましたね」と話している。
ラース・クレヴバーグ監督は「日本のホラー映画や幽霊の映画は本当に素晴らしくて、私のデビュー作『ポラロイド』や『チャイルド・プレイ』も日本のホラー映画文化にとても影響を受けています」とコメント。「日本のファンに『チャイルド・プレイ』をお見せできるのがとても光栄です。ぜひ映画館で観てください」。
『チャイルド・プレイ』プレミアイベントギャラリー
















『チャイルド・プレイ』
青いオーバーオール、カラフルなボーダーのTシャツ。殺人人形「チャッキー」は、かわいい見た目ながらも突如豹変して人に襲いかかる残忍さで映画ファンを恐怖に陥れてきた。第1作『チャイルド・プレイ』(1988)以降、30年以上愛され、恐れられてきた大人気シリーズが、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のプロデューサー、セス・グラハム=スミス&デヴィッド・カッツェン・バーグによって甦る。

最先端のAI技術によってアップデートされたチャッキーを手に入れる少年アンディ役は、『アナベル 死霊館の人形』(2014)『ライト/オフ』(2016)のホラー映画に次々と出演し脚光を浴びるガブリエル・ベイトマン。アンディの母親役には、人気ドラマ「レギオン」(2017-)の女優オーブリー・プラザ。監督は『ポラロイド』の新鋭ラース・クレヴバーグが務めた。
映画『チャイルド・プレイ』は2019年7月19日(金)全国公開。
『チャイルド・プレイ』公式サイト:https://childsplay.jp/