『エクス・マキナ』監督の戦争スリラー『シビル・ウォー』緊迫の最終予告編が米公開 ─ 東西分裂したアメリカ、武装した一般市民が殺し合う

『エクス・マキナ』(2015)アレックス・ガーランド監督、『メランコリア』(2011)『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)などのキルスティン・ダンストが主演を務めるA24新作映画『シビル・ウォー(原題:Civil War)』より最終予告編がアメリカで公開された。
舞台は19の州が連邦から脱退した近未来のアメリカ。カリフォルニア州とテキサス州を含む西側の勢力は、東側のフロリダ連合と衝突し、大規模な内戦が勃発していた。大統領は連合軍に対し空爆を命じ、アメリカ全土は戦場と化してしまう……。
最終予告編では、分断されたアメリカが戦場と化し、武装した市民が命懸けの戦いを繰り広げる様子が映し出される。ケイリー・スピーニー演じる短髪の女性は、「こんなに怖いと感じるのは初めてだけど、ここまで生を実感することも初めて」と本音を吐き出す。
街では死と隣り合わせの銃撃戦が続き、ホワイトハウスへの爆撃により、ついに首都ワシントンD.C.の陥落も迫る。キルスティン・ダンスト演じるジャーナリストは、窮地に置かれているにもかかわらず、「何が起きても諦めない」と前向きな様子を見せるが、アメリカの終焉を告げる戦いの行方はどこへ向かうのか。
主演を務めるダンストに加え、共演には「ナルコス」(2015-2017)のヴァグネル・モウラ、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)『ボーはおそれている』(2023)のスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、『プリシラ』(2023)のケイリー・スピーニーらが名を連ねた。ダンストとは私生活上のパートナーとして知られる『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)のジェシー・プレモンスも出演している。
監督は、『エクス・マキナ』や『アナイアレイション -全滅領域-』(2018)など、独自の世界観を作り上げてきたアレックス・ガーランド。本作でも脚本・監督を担当し、『MEN 同じ顔の男たち』(2022)に続いてA24とタッグを組む。
なお、作品の公式ウェブサイトではプロモーションの一環として、オリジナルのトイソルジャー(兵士に似せた人形)をオンラインで作れるモバイル限定の特設サイト(英語)がオープンしている。顔写真や基本情報を入力すると、その場でトイソルジャーが生成され、画像として保存することができる。

映画『Civil War(原題)』は2024年4月12日、米公開予定。
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