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DC映画『クレイフェイス』主演俳優が決定 ─ B級映画俳優が「歩く粘土の塊」と化すヒーロー・ホラー

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新DCユニバースの映画第3作『クレイフェイス(原題)』に、主演俳優として『カンダハル 突破せよ』(2022)のトム・リース・ハリーズが抜擢されたことがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

1990年、イギリス・ウェールズ出身。大学時代から演技を学び、舞台からキャリアを開始した。映画『スローターハウス・ルールズ』(2018)や、ガイ・リッチー監督『ジェントルメン』(2019)を経て、テレビシリーズ「ホワイトライン」(2020)「サスピション」(2022)などに出演。近作にはジェラルド・バトラー主演『カンダハル 突破せよ』や、レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュ共演『ザ・リターン(原題)』(2024)などがある。

本作は『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)のジェームズ・ワトキンス監督、数々のホラー作品で知られるマイク・フラナガン脚本によるスーパーヒーロー・ホラー映画。注目を浴びるため、とある物質を注射したB級の映画俳優が“歩く粘土の塊”と化すストーリーだという。

報道によると、キャスティングはイギリス出身の若い俳優を対象としており、候補者には『罪人たち』(2025)のジャック・オコンネル、『ハンガー・ゲーム0』(2023)のトム・ブライス、「One Day/ワン・デイ」(2024)のレオ・ウッダール、『1917 命をかけた伝令』(2019)のジョージ・マッケイがいたと伝えられている。

プロデューサーはDCスタジオ代表のジェームズ・ガン&ピーター・サフラン、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)監督のマット・リーヴス、ウェズリー・スナイプス版『ブレイド』シリーズのリン・ハリス。

報道を受けて、ガンは自身のXアカウントにて「長期にわたる徹底的な精査の結果、トム・リース・ハリーズを我々DCUのクレイフェイスに決定しました。マット・リーヴスと僕は、この役者にとにかく圧倒されたのです。映画をご覧いただけることが楽しみです」とコメントした。

なお新DCユニバースでは、アニメシリーズ「クリーチャー・コマンドーズ」(2024-)でクレイフェイス役をアラン・テュディックが演じた。実写・アニメーションを超えてひとりの俳優が同じキャラクターを演じるのが新DCユニバースの特徴とあって、ハリーズの起用により、今後はアニメのクレイフェイス役がリキャストされる可能性がある。ただし、「クリーチャー・コマンドーズ」のクレイフェイスが別人設定となる展開もありうるだろう。

コミック「バットマン」シリーズのヴィランとして知られるクレイフェイスは、1940年6月に初登場したキャラクター。ホラー映画俳優のベイジル・カルロが、自身の演じた怪物“クレイフェイス”のマスクを被ってキャストとスタッフを殺害したのち、容姿と声を自在に変化させる能力によって悪事を働くようになる。日本発のDCアニメ「異世界スーサイド・スクワッド」にも登場した。

映画『クレイフェイス(原題)』は、2026年9月11日に米国公開予定。撮影は2025年秋にも開始される見込みだ。

Source: The Hollywood Reporter, Variety, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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