『ローグワン』の予習に!新サーガ全ての始まりでもある『クローン・ウォーズ』特集

2015年12月18日に全世界で公開されたスター・ウォーズ/フォースの覚醒。新たなスターウォーズ史の新たな幕開けは熱狂とともに迎え入れられ。2016年12月16日にはスピンオフ映画ローグワン / スター・ウォーズ・ストーリー』が公開されます。EP4にて圧倒的な存在感を誇った”デススター”が設計図を奪還に乗り出した反乱軍の物語です。

『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』からメイキング映像を多数収めた特別映像(日本語字幕付き)が公開

スターウォーズはジョージ・ルーカスからディズニーに権利が移ったことからこれまで多くの作品を生み出してきたスターウォーズスピンオフ作品を見直し、正史の”カノン”と非正史の”レジェンズ”に分けました。『ローグワン』は時系列で言えばEP4の直前を描いた物語。カノンに繋がると想定されるスピンオフ作品はあまり多くないので、これを機に予習しましょう。

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』は反乱軍の萌芽とアナキン・スカイウォーカーの全盛期が

アナキン

『ローグワン』はスターウォーズ初のスピンオフ映画という見方が一般的ですが実際は違います。実写映画ならば間違いなく『ローグワン』が初スピンオフ映画なのですが、3Dアニメ映画『スターウォーズ/クローン・ウォーズ』が厳密に言えば初のスターウォーズ、スピンオフ映画です。

『スターウォーズ/クローン・ウォーズ』(CW)はEP2とEP3の間に起きた出来事を描いており、メキメキと頭角を現すアナキン・スカイウォーカーとそれを見守るマスター、オビ=ワンや激しさを増していくクローン大戦、腐敗が深刻になっていく共和国、ジェダイの慢心と破滅の予兆、裏で暗躍するシスを描いた一大巨編です。映画一本とTVアニメシリーズが6シーズン分あるので全てを観終えるのはかなり大変なのですが、シナリオのクオリティの高さ、アクションの爽快感、魅力的なキャラクターの数々とスターウォーズ最高傑作の声もあがる程です。ダース・ベイダーも参戦する『ローグワン』を観る上で重要な『クローン・ウォーズ』のキャラクターを紹介します。

アナキン・スカイウォーカーのパダワン、アソーカ・タノ

アソーカタノ

エピソード3ではマスターになれないことの不満を露わにしていたアナキン・スカイウォーカーは実はパダワン(弟子)を取っていました。それがCWにて初登場するアソーカ・タノです。アナキンを”スカぴょん”と呼び、衝突することがあっても師を一途に慕います。奴隷育ちで母を失い、復讐に手を染めたアナキンの危うさを何度も間近で目撃しますが、持ち前の明るさと天性の才能でアナキンを何度も助け、精神的にも大きな支えになります。アナキンとアソーカの師弟関係は不安定な心を持つアナキンを最高の英雄に変えていき、アソーカは彼にとってオビ=ワン、パドメ・アミダラ、R2D2と同じく大切な存在になっていきます。
そんな彼女がどうしてエピソード3『シスの復讐』に出なかったのか。彼女がジェダイ評議会から消えるエピソードはアナキンとジェダイ評議会の間に決定的な溝を作ることになるのです。アソーカは反乱軍が結成される前日譚であろう『反乱者たち』にも登場。ダース・ベイダーとの因縁の対決はスター・ウォーズ史上屈指の名エピソードです。

ソウ・ゲレラは過激派反乱軍のリーダー

ソウ・ゲレラ

『ローグワン』にて登場が決定しているソウ・ゲレラはCWのシーズン5に登場したオンダロンを支配する分離主義者に対抗するレジスタンスのメンバーです。彼は妹のスティーラ・ゲレラ、元分離主義者側にいたラックス・ボンテリとともに戦い、ジェダイ評議会の協力を求めました。ですが内政干渉を避けたジェダイ評議会は消極的な支援の約束とパダワンのアソーカを派遣します。すでにジェダイナイト以上の実力をつけていたアソーカの指示もあり、リーダー兼狙撃手の才能を開花させたソウ・ゲレラの妹スティーラの奮闘もあって分離主義者打倒に近づきます。しかしその途中でソウの妹、スティーラが死亡。尊い犠牲と分離主義者による拷問を経験したソウはオーガナ議員達とは違うテロリスト的な反乱軍活動を指揮するようになりました。

歴戦の兵士クローン兵のレックスはアナキンの頼れる副官

rex

『クローン・ウォーズ』は映画本編では目立たないジェダイにも焦点が当たりますが、それ以上に注目すべきなのはオーダー66にてジェダイを裏切ってしまったクローン兵達の豊かな人間味にあります。成長を意図的に速められ、ジェダイと共和国に尽くすよう教育されてきたクローン・トルーパーは皆が優秀な兵士ですが、アナキンに従ったCT-7567、レックスはひときわ優れていました。アナキンの側で幾多の戦いを経験した彼は誰よりもアナキンの強さと才覚を知り、尊敬し、信頼しています。
オビ=ワンと通じる皮肉屋な一面もある彼は張り詰めがちなアナキンの精神をほぐす重要な役割を担っています。アナキン、アソーカ、レックスの三人が『クローン・ウォーズ』の主役と言っていいでしょう。アナキンにとってもアソーカにとっても大切な友人であるレックスは兵士としての生き方に誇りを持っており、『反乱者たち』でもアソーカと感動の再会をしてからダース・ベイダーを含めた帝国軍に戦いを挑みます。

『クローン・ウォーズ』はあくまでスピンオフですがスターウォーズにおいて非常に重要な位置にある作品です。とりわけジェダイ、アナキン・スカイウォーカーという人物を理解するには欠かせないものとなっているため、是非とも鑑賞をオススメします。

About the author

ライター、翻訳の小村健人です。アメコミは主にスーパーマン、フラッシュ、アクアマン、ブースターゴールド、ジャスティスリーグ、バットマンとそのファミリー誌を主に追っており、原書の知識もあります。カートゥーン、洋ドラも視聴。アメコミ記事を描くことが多いですが、何分まだ若輩者ですので知識に穴があるようでしたらコメント欄でお知らせいただけると幸いです(できればどのアークに収録されているかも教えていただければさらに幸いです)。

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