『キャプテン・マーベル』ブリー・ラーソン、続編抜擢の若手監督を称賛「彼女には自信がある」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『キャプテン・マーベル2(仮題)』では、前作の監督を務めたアンナ・ボーデン&ライアン・フレックに代わり、ジョーダン・ピール製作のホラー映画『キャンディマン』を手掛ける期待の新鋭ニア・ダコスタがメガホンを取る。ホラー/スリラーの分野で注目を浴びる若手フィルムメーカーの起用は、マーベル・スタジオにとっても大きな決断であったはずだ。
この新たな才能が、一大フランチャイズを手掛けるマーベル・スタジオでいかなる化学反応を起こすのかは一つ話題の焦点となるところ。こうした中、本シリーズで主演を務めるブリー・ラーソンは、現時点までのダコスタの仕事ぶりを称賛しているようだ。
このたび米トーク番組に出演したラーソンは、ダコスタ監督との作品づくりについて訊かれると、「彼女はすごい方です。この役職にベストな人材だから彼女は(監督の座を)手にしたんです」と返答。「素晴らしい提案をしてくれましたから」。ダコスタ監督をこう語るラーソンは「彼女にはインスパイアされてもいるんですよ」とも明かす。
「彼女には自信があります。これはマーベル(・シネマティック)・ユニバースに足を踏み入れるのにはとても大切なことです。大規模なものですから。(彼女のような)“私はここにいるはずの人間なんだ”という姿勢を持つリーダーは必要ですね。」
ダコスタ監督は、2014年に短編作品を手がけたのちに、テッサ・トンプソン&リリー・ジェームズ主演の犯罪スリラー『ヘヴィ・ドライヴ』(2018)にて長編監督デビュー。同作で高評価を獲得した。決して豊富とは言えないキャリアを経て、『ゲット・アウト』(2017)のジョーダン・ピールが製作を務める話題ホラー『キャンディマン』の監督・脚本に起用された。
加えて『キャプテン・マーベル』続編監督に抜擢されたダコスタは間違いなくハリウッドが注目するフィルムメーカーの1人。勢いが止まらないキャリアの躍進を支えるものこそ、ラーソンも語るダコスタ監督の“自信”なのだろう。
『キャプテン・マーベル』は、“史上最強のヒーロー”キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルの誕生を描いた、MCU初の単独女性ヒーロー映画。続編の舞台は、前作の1990年代から現代に移るとされている。現在は2022年11月の米公開を目指してプリプロダクション(撮影前準備)の段階。ラーソンも撮影に向けた準備を開始しているようで、去る2021年1月7日には役作りのためのトレーニング開始を宣言していた。