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『キャプテン・マーベル』ニック・フューリーの「片目の秘密」描く ─ いまだ語られざる過去が明らかに

キャプテン・マーベル
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータ イメージ

映画『キャプテン・マーベル』の主演女優ブリー・ラーソンは、かつて本作について「ニック・フューリーのオリジン・ストーリーでもある」述べていたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)屈指の重要人物でありながら、これまでにその過去や設定が描かれてこなかったキャラクターの真実がいよいよ明らかになる。

Entertainment Tonightは、『キャプテン・マーベル』におけるニック・フューリーの物語について、演じるサミュエル・L・ジャクソンのコメントを伝えている。

この記事には、映画『キャプテン・マーベル』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

ニック・フューリー、なぜ片目なのか

『キャプテン・マーベル』の舞台となるのは1995年。ニック・フューリー役のサミュエルは、全編デジタル処理によって1990年代の姿を取り戻してスクリーンに登場する。おなじみの眼帯も今回は装着していない。本作はフューリーという人物にとっての前日譚(プリクエル)なのだ。

まずサミュエルは、『キャプテン・マーベル』で「彼(フューリー)の目に何があったのか、その経緯がわかります」と断言する。さらにS.H.I.E.L.D.エージェントとしてだけでなく、一人の人間としての人となりも描かれることになるようだ。

「これまで語られてこなかった彼の背景が語られます。彼はどこからやってきて、どんなことをしてきたのか。それに彼にも、いつもの感情を見せない表情ではなく、怖がったり、恐れたり、人間らしい反応を見せていた頃があったんですよ。感情をコントロールする方法を学ぶ以前のことです。」

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前、本作のフューリーは「冷戦が終わって、自分の最良の時期は過ぎたと思っている」設定だと語っていた。サミュエルも、『キャプテン・マーベル』ではフューリーの戦争体験が描かれることを明かしている。“冷戦期に活躍したスパイ”というコミックの設定が、いよいよ映画でも掘り下げられるのだ。

戦争を経験したこと、戦場を去ったこと、スパイだったこと、その当時成し遂げたことがあって、それが彼を(『キャプテン・マーベル』での)現在地に導いたこと。人物の背景、そしてどんな出来事が彼を『アイアンマン』に登場した人物へと変えたのかがわかります。」

なおサミュエルは、その答えへと至るヒントを早くも出してくれている。やはり、ポイントは『キャプテン・マーベル』に登場するクリー人とスクラル人のようだ。

「あらゆる物事が変化した、彼にとっての世界が変化したんです。宇宙において我々とは何者か、という考え方が変わった。そこには我々よりもはるかに強力な存在がいて、彼らは人々が知る以上に恐ろしい脅威となる。私たちには彼らへの防衛手段がまるでないんですよ。」

ところで『キャプテン・マーベル』では、フューリーに家族がいることも示されるそう。その姿こそ画面には登場しないようだが、物語においては別のかたちで言及されるという。ちなみにサミュエルは、ニック・フューリーという人物の特徴をこんなふうに話してもいる。

「みんなが彼をフューリーと呼ぶんです。母親でさえもね。」

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

Source: ET

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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