Menu
(0)

Search

『キャプテン・マーベル』米国前売セールス、『インフィニティ・ウォー』以来の最高成績に ─ 中国では『ヴェノム』超えの期待も

キャプテン・マーベル
ⒸMarvel Studios 2018

米国・中国という世界の二大映画市場で、マーベル・シネマティック・ユニバース最新作『キャプテン・マーベル』への期待が高まっている。2019年3月8日に劇場公開を控えた両国では、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)に次ぐ勢いのチケットセールスを記録しているというのだ。

米国の大手チケット販売サイト「Fandango」が3月5日(現地時間)に発表した情報によると、『キャプテン・マーベル』のチケット前売セールスは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』以来の最高成績になったという。2月下旬の時点では『インフィニティ・ウォー』や『ブラックパンサー』(2018)に次ぐ成績とされていたが、いまやマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)単独映画としては史上最高のセールスを記録して劇場公開を迎えるわけだ。

The Hollywood Reporterは、今回の発表を受けて、すでに『キャプテン・マーベル』が2018年に大ヒットした『ジュラシック・ワールド/炎の王国』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』といった大作の数々をしのぐ勢いであることを指摘している。米国でのオープニング興行収入(公開後3日間)は1億2,500万~1億4,500万ドルを記録する見込みで、1億5,000万ドル突破の可能性もあるという。

また、ハリウッドの映画スタジオがもっぱら熱い視線を送る中国でのセールスも好調だ。アナリストのギャヴィン・フェン氏によると、『キャプテン・マーベル』は中国でも『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)や『ブラックパンサー』を抜いてMCU単独映画として史上最高の前売成績を保持しているとのこと。中国でのオープニング興行収入が8,500万~9,500万ドルに届くことは確実視されている。前売セールスは公開後3日間で1億1,000万ドルを叩き出した『ヴェノム』(2018)を上回っているだけに、さらなる成績の伸びにも期待できそうだ。

ちなみにFandangoは、1,000人のユーザーを対象に「『キャプテン・マーベル』の楽しみなポイント」を調査した結果もあわせて公表している。98%のユーザーが「『キャプテン・マーベル』と『アベンジャーズ』がどう繋がるのかが楽しみ」と答え、92%が1990年代という時代設定に関心を示した。81%が『インフィニティ・ウォー』の謎に回答が得られることを期待し、75%はサミュエル・L・ジャクソンらの“CGによる若返り”に注目しているという。

映画『キャプテン・マーベル』は2018年3月15日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

Sources: THR, Newsarama, Gavin Feng

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。