『キャプテン・マーベル』世界興収で『ワンダーウーマン』超え、ヒーロー映画史上第10位に ─ 全米では『ゲット・アウト』監督新作が歴代記録樹立

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上初の女性ヒーローを主人公とした映画『キャプテン・マーベル』が、同じく女性を主人公としたヒーロー映画『ワンダーウーマン』(2018)の全世界興行収入を上回った。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
『キャプテン・マーベル』全世界興行収入9億ドル突破
日本でも2019年3月15日より公開されている映画『キャプテン・マーベル』は、2019年3月22~24日の週末3日間で、全世界で新たに8,700万ドルを獲得。累計9億1,030万ドル(内訳:米国興収3億2,150万ドル、海外興収5億8,880万ドル)を突破し、全世界興行収入約8億2,180万ドルを稼いだ『ワンダーウーマン』の記録を塗り替えることとなった。
この数字はヒーロー映画の歴代興収ランキングで第10位の好成績であり、近年公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の約8.7億ドル、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の約8.8億ドル、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)の約8.5億ドル、そして『ヴェノム』(2018)の約8.5億ドルなどを上回っている。なお、歴代9位の記録を保持するのは『ダークナイト』(2008)の約10億ドルだ。
米Deadlineによると、本作の全世界興行収入10億ドル越えはほぼ確実で、来週以降には達成される見込み。『キャプテン・マーベル』がどこまで興行収入記録を伸ばせるか、要注目だ。
『ゲット・アウト』監督新作『Us』に要注目
『キャプテン・マーベル』大ヒットのさなか、全米で『ゲット・アウト』(2017)ジョーダン・ピール監督の最新作『Us(原題)』が目を見張るほどのヒットとなっていることも押さえておきたい。
『Us』は初週末興行収入で『ゲット・アウト』の3,300万ドルの2倍を超える7,025万ドルを稼ぎ出して第1位を獲得。原作のないオリジナルのホラー映画作品として歴代最高の記録で、過去最高記録だった『クワイエット・プレイス』(2018)の5,020万ドルを大幅に上回った。オリジナルのR指定作品としても『テッド』(2012)に次ぐ第2位の成績となっている。『ゲット・アウト』が日本でも話題となったジョーダン監督の最新作とあって、日本上陸の際にはきっと大きな注目が集まることだろう。
映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)より全国公開中。『Us(原題)』の日本公開日は未定。
『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html
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Source: Variety (1, 2), Deadline, Box Office Mojo, The Numbers