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『君の名前で僕を呼んで』第2作は「続編」でなく「フランソワ・トリュフォーとアントワーヌ・ドワネル」のよう、監督が見解示す

君の名前で僕を呼んで
©Frenesy, La Cinefacture

アーミー・ハマーティモシー・シャラメ主演『君の名前で僕を呼んで』(2017)は、第2作の企画が進行中だ。監督を務めたルカ・グァダニーノは、現在も「やりたいです」と製作を前向きに考えている。

とはいえ、グァダニーノ監督は第2作を“続編”として製作するつもりでは無い模様。米Colliderより「『君の名前で僕を呼んで』の続編は…」と訊かれると「私なら続編とは呼ばないですね」と真っ先に返答しているのだ。

「私は、それを年代記の一章と呼ぶでしょう。フランソワ・トリュフォーが生涯通じて彼のパートナーであるジャン=ピエール・レオと共に、好んでアントワーヌ・ドワネル(というキャラクター)を再訪したような感じです。そういうことがやりたいんですよ。」

ヌーヴェルヴァーグを代表するフランスの巨匠フランソワ・トリュフォーを例に、第2作を「年代記の一章」と表現したグァダニーノ監督。トリュフォーといえば、名優ジャン=ピエール・レオを主演に、「アントワーヌ・ドワネルの冒険」として知られる5部作を創り上げたことで知られている。

トリュフォーは、1959年の『大人は判ってくれない』に始まり、1962年『アントワーヌとコレット/二十歳の恋』、1969年『夜霧の恋人たち』、1970年『家庭』、そして1979年『逃げ去る恋』のシリーズで、ジャン=ピエール演じる主人公アントワーヌ・ドワネルの人生の各段階を切り取った。ドワネルが生きる世界は共有させているが、各作品で描かれる舞台や時代は繋げていない(『家庭』と『逃げ去る恋』は除く)。

つまり、グァダニーノ監督が第2作で描くのは、17歳の青年エリオ(シャラメ)と大学院生オリヴァー(ハマー)によるひと夏の恋を映した前作とは全く異なる時代、物語になることも考えられる。仮にグァダニーノ監督が「アントワーヌ・ドワネルの冒険」をそのまま踏襲するのならば、今後『君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)』というタイトルが使われるかすら定かでないだろう。

ところで、去る2018年12月、グァダニーノ監督は第2作について「パリを舞台とする物語で、エリオ(シャラメ)が泣いている場面から始まります」と述べていた。時代設定こそ不明だが、確かにキャラクターを共有したまま、舞台を別とする物語となりそうだ。ちなみに、2020年4月には、グァダニーノ監督と第2作の脚本家が面会する予定があったというが、コロナ禍の影響でキャンセルになってしまったとのこと。現在の進捗状況、そして2018年時点で構想されていた物語で企画が進んでいるかは不明だ。

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Source: Collider

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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