『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガン、「ルーニー・テューンズ」新作映画の脚本を執筆

ワーナー・ブラザースのアイコン的存在「ルーニー・テューンズ」に基づく、アニメ&実写のハイブリッド映画『Coyote vs. Acme(原題)』に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督として知られるジェームズ・ガンが脚本・プロデューサーとして参加していることがわかった。米Deadlineが報じている。
映画はルーニー・テューンズの人気キャラクターであるワイリー・コヨーテとロード・ランナーのライバル関係、さらにはコヨーテお気に入りの通販企業「アクメ・コーポレーション」も登場するストーリー。コヨーテとロード・ランナーの対決や追跡劇は多くのエピソードで描かれてきたもので、また、コヨーテはアクメ社の不良品によってひどい目に遭いつづけてきたのである。
本作が特殊なのは、原作となるのが「コヨーテがアクメ社を訴えた」という設定で米New Yorker誌に発表されたフェイク記事であること。脚本はジェームズ・ガンのほか、「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のジェレミー・スレイター、ジョン&ジョシュ・シルバーマン、サミー・バーチが執筆した。プロデューサーはガンと『トムとジェリー』実写&アニメ版のクリス・デファリアが務める。監督は『ミュータント・ニンジャ・タートルズ : 影<シャドウズ>』(2016)のデイヴ・グリーン。
ホラー映画をルーツに持ち、『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2002)脚本や『スリザー』(2006)『スーパー!』(2010)など大人向けの作品を多く手がけてきたガンだが、過去には人気キャラクターの実写映画版『スクービー・ドゥー』シリーズの脚本を手がけた実績がある。すなわち本作は、同シリーズの2作目『スクービー・ドゥー2 モンスターパニック』(2004)以来の挑戦となるわけだ。ルーニー・テューンズという巨大ブランドへの挑戦、果たしてどうなるか。
映画『Coyote vs. Acme(原題)』は2023年7月21日に米国公開予定。なお、現時点でHBO Maxでの米国同時配信は計画されていない。
▼ジェームズ・ガン の記事
『スーパーマン』ネットで物議の飛行ショット、本編使用ナシ ─ 「あれはテレビCMで、VFXも未完成だった」とジェームズ・ガン どうやら確認ミスだったそう 『スーパーマン』ホームラン級ヒットへのプレッシャー、「僕は二塁打でもいい」とジェームズ・ガン ─ 『アイアンマン』『アバター』を振り返って いよいよ開幕、新DCユニバース 新DCユニバース、未発表の隠し球が多数存在 ─ 「発表したら盗まれそう」な謎企画、ジェームズ・ガン脚本の新作など 「ほとんどの企画は知られていない」 ディズニーがマーベルに「大きなダメージを与えた」とジェームズ・ガン ─ 「映画業界衰退の最大の理由は、脚本なき映画製作だ」 最も身近で見ていた一人 DC映画『クレイフェイス』主演俳優が決定 ─ B級映画俳優が「歩く粘土の塊」と化すヒーロー・ホラー マット・リーヴスがプロデューサー
Source: Deadline