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『ワンダーウーマン 1984』米国初動成績は『TENET テネット』超えの見込み、コロナ禍で最高の滑り出しへ

『ワンダーウーマン 1984』
© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

2020年12月25日、DC映画『ワンダーウーマン 1984』が米国にてリリースされた。日本を含む海外諸国での先行公開を経て、米国で劇場公開&配信リリースの同時展開となった本作は、コロナ禍のハリウッドにおける興行戦略のカギを握る重要作だ。なにせ米ワーナー・ブラザースは、2021年に劇場公開される映画17作を、本作と同じく、劇場公開と同時にHBO Maxにて配信するのである。『ワンダーウーマン 1984』の成績は今後の展開にも影響する可能性がある。

コロナ禍の先陣を切ったクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』(2020)と同じく、ワーナーは『ワンダーウーマン 1984』の日ごとの興行データを発表していない。ただし米Deadlineによると、『ワンダーウーマン 1984』は、『TENET テネット』の930万ドル、アニメ映画『クルードさんちのはじめての冒険』(2013)の続編『The Croods: A New Age(原題)』の970万ドルを抜き、コロナ禍におけるオープニング興行成績(公開後3日間の興行収入)の最高記録を樹立する見込みだという。

報道によると、『ワンダーウーマン 1984』が上映されている劇場は全米で約2,150館。大都市圏で映画館の営業が再開されていない、営業中の劇場も感染対策のために入場制限を設けているなど、映画館にとっては厳しい状況が続くが、『TENET テネット』公開時と比較すれば、映画ファン&コミックファンが劇場に足を運びやすい状況であることは確かだろう。

なおHBO Maxでは、『ワンダーウーマン 1984』の配信開始に伴い、ストリーミング再生やアプリのログインについての不具合が報告されている。特にストリーミング端末「Roku」での再生に関する報告が多かったようだが、話題作の配信時、こうした影響が一時的に発生することはそう珍しくもないもの。HBO Max側は「大きな混乱は生じなかった」とのコメントを発表している。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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