ダニエル・クレイグがウォッカCMで怪しげな腰振りセクシーダンス、監督はタイカ・ワイティティ

映画『007』シリーズで6代目ジェームズ・ボンドを演じ、5作にわたって主演したダニエル・クレイグが、ポーランドで生まれた世界初のラグジュアリー・ウォッカブランド「ベルヴェデール」のCMに出演している。監督を務めたのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マイティ・ソー』シリーズ2作でメガホンをとったタイカ・ワイティティだ。
パリの高級ホテル「シュヴァル ブラン」を舞台にしたCMは、橋の上で川を眺めているクレイグのモノクロ映像でスタート。おもむろに振り返り、何やら不敵な笑みを浮かべたクレイグが車に乗り込んで反対側のドアから出ると、白いスーツが黒のレジャージャケット&黒のパンツに入れ替わり、映像もカラーに。夜なのにサングラスをかけて、チェーン・ネックレスを身に着けたクレイグは、怪しげな腰つきでセクシーダンスを踊りながらホテルへ。
しなやかな動きで回転ドアをすり抜け、ボーイがトレーに載せて運んでいたウォッカのボトルを手に取ったクレイグは、床の上でボトルをスピンさせた後にエレベーターに乗って上階へ。その間も両手でリズムを取りながら腰をフリフリ、プールや屋上で踊り続け、部屋へ辿り着いたクレイグがキャビネットの扉を開けると、後光を浴びたベルヴェデールのウォッカが登場。ボトルの蓋を開けてグラスにウォッカを注いだクレイグが、カメラに向かって「Finally(ついにだ)」と言ってグラスを口へ運ぶと、「カット!」の声が。
すると、そこにはエスプレッソのカップを手にしたワイティティ監督の姿があり、「もう一度やろう。自分らしくね」と指示。その言葉にクレイグがニっと歯を見せて笑うと、前歯に自身のイニシャルである「DC」をかたどった銀歯(?)が装着されているではないか。俺はダニエル・クレイグだと言わんばかりに、クレイグが最高の笑顔とキラキラ光るイニシャルを見せてCMは終了している。
しかし、そこで映像を見るのをやめてはいけない。というのも、数秒後にコントのようなシーンが続くからだ。お寿司を食べさせようとするアシスタントの箸をワイティティがパシっと左手で払うと、なんと監督が右手に持っていたエスプレッソのカップに寿司がドボン!と着地。それに気づかずにエスプレッソを飲んだ監督が、顔をしかめながら「寿司がコーヒーに入ってる」と言うと周囲が大爆笑に。NGのダンスシーンや、プールに飛び込むクレイグのおまけシーンもあるのでお見逃しなく。
ちなみにクレイグと言えば、MCU映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)にカメオ出演するはずだったと伝えられており、ワイティティはMCU映画の監督だ。今回のCMのコラボレートがきっかけとなり、MCUでクレイグ&ワイティティの再タッグに繋がる可能性があるかもしれない……?
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Source:@Belvedere Vodka