Hollywood『ドクター・ストレンジ／MoM』ダニエル・クレイグが演じる幻キャラのコンセプトアートが公開
マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』（2022）に登場したアノ“秘密結社”のメンバーの1人を、『007』シリーズのダニエル・クレイグが演じる予定だったと伝えられたが、どうやら別のキャラクターでも検討されていたようだ。その実現しなかった幻のコンセプトアートが公開されている。
この記事には、『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれています。
『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』では、“アース−616”のドクター・ストレンジとアメリカ・チャベスが別バースの“アース-838”へ流れ着き、コミックでおなじみのイルミナティというスーパーヒーローで結成された秘密結社に遭遇。2人は、この世界でのソーサラー・スプリームであるモルドをはじめ、チャールズ・エグゼビア／プロフェッサーX、キャプテン・カーター、インヒューマンズのブラックボルト、マリア・ランボー／キャプテン・マーベル、そしてファンタスティック・フォーのリーダーであるミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズと対面する。
ミスター・ファンタスティック役を演じたのは、ホラー映画『クワイエット・プレイス』シリーズの主演・監督で知られるジョン・クラシンスキーだが、2022年5月に米記者ジョスティン・クロールが、もともと同役を演じるはずだったのはダニエル・クレイグだったとツイート。コロナ禍の影響により、クレイグは出演を断念するに至ったと情報を発信していた。
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ところが、『マルチバース・オブ・マッドネス』でコンセプトアートを担当したダレル・ワーナーが自身のInstagramに投稿したコンセプトアートを見ると、クレイグはイルミナティのメンバーとして登場するはずだったボルダー・ザ・ブレイブ役でも検討されていた、もしくはマーベル・スタジオが出演を望んでいたようである。2022年8月には米ScreenRantが、イルミナティのメンバーとしてボルダーが起用される寸前だったと報じている。
ボルダーは原作コミックで、ソーの異母兄弟にして親友という設定だ。ボルダーの死が惑星アスガルドと住民を滅ぼすラグナロクの到来に繋がるとの予言により、アスガルドの支配者であるオーディンの命令で不死身になったキャラクターである。
2022年7月にはComicbook.comの取材で衣装デザイナーのグラハム・チャーチヤードが、ボルダーのコスチューム・デザインはかなり進んでいたが、待てど暮らせどキャスティングが決まらなかったと明かしていた。ワーナーが投稿した、クレイグが神々しいボルダーのコスチュームに身を包んだコンセプトアートには、「このキャラクターが水彩画より先に進まなかったのは残念だ」とコメントが添えられている。
それにしても、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』（2021）でジェームズ・ボンドを卒業したばかりのクレイグが、カメオとはいえ、すでにMCUの2大キャラクターに検討されていたとは、もしかしたら、近いうちに本格的にマーベル作品に参戦することを示唆しているかもしれない……？
『ドクター・ストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス』はディズニープラスにて配信中。
ちなみにこんなコンセプトアートも
Source:＠Darrell Warner , ScreenRant , Comicbook.com
