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ダニエル・クレイグ、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのジェームズ・ボンド卒業を明言 ─ 「今後は別の誰かが演じるべき」

BOND 25(仮題)
Jasonbellphoto

『007』6代目ジェームズ・ボンド役として人気を博してきたダニエル・クレイグが、次回作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもってシリーズを卒業する意志を明らかにした。

これまでクレイグはボンド役からの卒業を示唆しており、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が最後のボンド映画になる可能性が高いとみられてきたが、本人がこれを公に認めるのは今回が初めて。独EXPRESSの取材にて「あなたのジェームズ・ボンドは(次回作で)本当におしまいなんでしょうか?」と尋ねられたクレイグは、「イエス! 今後は別の誰かが演じるべきだと思います」と答えている。

クレイグは『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)を皮切りに、『007 慰めの報酬』(2008)『007 スカイフォール』(2012)『007 スペクター』(2015)そして次回作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』と5作品に出演。ジェームズ・ボンドというキャラクターを演じた回数は、ロジャー・ムーア&ショーン・コネリー(7回)に次いで歴代第2位となった。

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もっとも前作『スペクター』の撮影後、クレイグは続投に消極的な意志を示しており、プロデューサーは新たに“7代目”俳優の起用を検討していたと伝えられている。一時はさまざまな俳優の名前が候補として(噂レベルの情報も含めて)報じられるも、最終的はクレイグの続投が望まれ、これに本人が応じたことで『ノー・タイム・トゥ・ダイ』への出演が決まったのだ。

また、クレイグは「ジェームズ・ボンドの次にやりたいことは?」という質問に「ありません」と回答。「幸いにも脚本をたくさん送ってもらえていて、いろんな役のオファーをいただいています。優秀で良い人たちとお仕事をするという計画があるだけです」と話している。なお、監督業進出の予定は「絶対にない」とのこと。「僕は家に帰って、何か食べて寝たいんです。監督になったら、夜もプロデューサーや脚本家と一緒だったり、電話で喋らなきゃいけないでしょう。それで2時間だけ寝て、またセットに行かなきゃいけない。お断りですよ!」。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

前作『007 スペクター』(2015)を経て、本作のジェームズ・ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしているという設定。ところがある日、旧友のCIAエージェントであるフェリックス・ライターがボンドのもとを訪れ、誘拐された科学者を救出するよう依頼する。その救出作戦は想像を超える過酷なミッションで、やがてボンドは、危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていくのだった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

悪役を演じるのは、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でフレディ・マーキュリー役を演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレック。そのほか、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、ロリー・キニア、ダーヴィッド・デンシック、ダリ・ベンサーラ、ジェフリー・ライト、そしてレイフ・ファインズといった、シリーズ続投の出演者にフレッシュな顔ぶれが加わった豪華キャストが出演する。

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年4月全国ロードショー

[お詫び]記事初出時、本文記述に一部誤りがありました。お詫びするとともに、現在は修正しておりますことをご報告します。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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