『クリード』第3作、シルベスター・スタローン復帰しない理由とは ─ マイケル・B・ジョーダンが真意明かす

『クリード』シリーズ第3作『Creed Ⅲ(原題)』が、マイケル・B・ジョーダン主演・監督のもと進行中だが、シルベスター・スタローンがロッキー・バルボア役として復帰しないという事実が判明している。シリーズを製作および役者として支えてきたひとりが、なぜここにきて離脱に至ったのだろうか。
2021年4月初旬、アドニス・クリードふんするジョーダンをはじめ、テッサ・トンプソンやフィリシア・ラシャドがキャストとして続投する中、スタローンは続投しないことを自ら認めていた。ロッキーがコーチとしてアドニスを支える姿を次回作では拝むことが出来ないというわけだが、その理由については本人からは言及されていない。
そんな中、本作で主演だけでなく監督という大役まで担うことになったジョーダンが、その理由について、米IGNのインタビューにて説明している。
「彼が本作で復帰しないことを自ら明かしていたと思いますが、彼の本質と精神は……アドニスの中には、これからもロッキーの要素が常に少し存在し続けるでしょう。ただ、これはあくまでも『クリード』シリーズであり、アドニスが前に進む物語と世界を作っていきたいと考えています。もちろん彼が築きあげてきたものには敬意を払い、愛情も注ぎますが、アドニスの未来と彼自身が築き上げた家族を描きたいと思っています。私が考えていること、私たちが作ろうとしていることを、皆さんが気に入ってくれることを願っています。何か特別なものになる予感も。」
『クリード 炎の宿敵』(2018)では、アドニスだけでなく、ロッキーが過去と向き合い前に進む物語も描かれた。そのことからもロッキーは今後、ボクシングの世界ではなく、いち人間として残りの時間を過ごしていくことになるのだろう。
脚本は、プロデューサーのライアン・クーグラーの概案を基に、『King Richard(原題)』の新鋭ザック・ベイリンと、『スペース・プレイヤーズ』(2021年8月公開)のキーナン・クーグラーが執筆。製作にはジョーダンとライアン・クーグラーのほか、前2作からアーウィン&チャールズ・ウィンクラー、ウィリアム・チャートフらが復帰することが判明している。
映画『Creed Ⅲ(原題)』は、2022年11月23日に米公開予定。
Source:IGN