ジェイソン・モモア主演、リブート版『クロウ/飛翔伝説』を望まない意外な人物とは

映画ファンの間でカルト的人気を誇り、ブランドン・リーが撮影中に非業の死を遂げたことでも知られる『クロウ/飛翔伝説』(1994)が、ジェイソン・モモア主演でリブートされると複数メディアで報じられている。

だが、そのリブートを望まない人物がいた。1994年版『クロウ/飛翔伝説』の監督、アレックス・プロヤスだ。プロヤス監督は自身のFacebookにてオリジナル版『クロウ/飛翔伝説』、そして主演俳優ブランドン・リーへの思いを綴るとともに、今回のリブートに対して強く反対の意を示した。

「ブランドンの映画のままに」

ジェームズ・オバーによるコミックを実写化した映画『クロウ/飛翔伝説』は、ある日婚約者と共に暴漢によって惨殺されるも、死の国の死者であるカラスの力によって蘇った主人公・エリックの復讐を描く物語。ブルース・リーの息子であるブランドン・リーが主演に抜擢された。だが銃撃シーンを撮影する際、なぜか銃身に実弾が入っており、それを腹部に受けたリーが死亡してしまった……といういわくつきの映画である。

アレックス・プロヤス監督にとって、主演俳優の死は長年心に残っていたのだろう。もしくは幾分かの責任も感じていたのかもしれない。監督は自身のFacebook上にこんな投稿をしている。

『クロウ/飛翔伝説』は、ブランドン・リーでなければリメイクする価値はありません。もしブランドンでなかったら、この心を打つ、小さなアングラ・コミックを耳にしたことすらなかったかもしれませんよね。これはブランドンの映画です。ハリウッドが、ある俳優の偉大な才能と、究極の犠牲の証明を残している特別なケースだと思います。そして他の者はそのストーリーをリライトしたり、付け加えたりしてはいけないのです。
『クロウ/飛翔伝説』の続編やテレビドラマ、ほかに色々なものが作られたのは知っています。でもこのオリジナルのストーリー、およびブランドンが高すぎる代償を支払って演じたキャラクターをリブートするというアイデアは、私には正しくないと思えるのです。

そして最後にプロヤス監督はこう締めくくっている。「これはブランドンの映画のままにしておいてください。」

 

アレックス監督が強く反対するリブート版『クロウ(仮題)』は、2018年の早々にも撮影がスタートされるという。監督は映画『ザ・ハロウ/侵蝕』(2015)のコリン・ハーディ、『ジャスティス・リーグ』(2017)のジェイソン・モモアが主演を務める。

(文:まだい)

Sources: http://lrmonline.com/news/the-crow-director-doesnt-think-the-remake-should-happen/
https://movieweb.com/crow-movie-1994-director-alex-proyas-against-remake/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36070022361/ )

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