ブラックパンサー役を継承? ウワサの『F1/エフワン』俳優、肯定も否定もせず

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に、新たなブラックパンサーが登場するかもしれない?
今年に入ってからにわかにささやかれている噂について、渦中の俳優である『F1/エフワン』のダムソン・イドリスが、テレビ番組「Today」にて意味深な反応をみせた。
「来たる『アベンジャーズ』新2部作や『ブラックパンサー』第3作のため、2020年に死去したチャドウィック・ボーズマンが演じたティ・チャラ役の後任が検討されている」──この噂は2025年1月に入ってからオンラインに浮上したもので、同じ月には「ダムソン・イドリスがブラックパンサー役を断ったらしい」という根拠不明の投稿がXに飛び出していた。
当時、イドリスはこの投稿に「イエス」とわざわざ返信。「007役も、ダニエル・デイ=ルイスと主演する映画も、エディ・マーフィの伝記映画も断りました」と冗談めかしたが、真意が伝わりにくいと判断したのだろうか、のちにこのリプライは削除されている。
今回、番組の司会者は一連の噂を本人に直撃。「次のブラックパンサー役としてキャスティングされるという噂がありますね。なにか話し合いはありましたか? イエスかノーで」と尋ねた。するとイドリスは、笑いながら「イエス・ノー」と応答している。
「イエス・ノーということは、イエスですね」と司会者が追い詰めると、イドリスは「ノーということもありますよ」。しかし、司会者は「イエスかもしれない」と逃がさず、「もしも求められたらやりますか?」と尋ね直した。これには、イドリスも真剣に「イエス」と応じている。
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渦中のダムソン・イドリスは、ドラマ「スノーフォール」(2017-2023)で大きな注目を集め、アンソニー・マッキー主演『デンジャー・ゾーン』(2021)などに出演。ブラッド・ピット主演『F1/エフワン』で主人公のチームメイトにして若きライバル的存在を演じ、再び高い評価を受けている。
なお『ブラックパンサー』シリーズを手がけるライアン・クーグラー監督は、自身の最新作『罪人たち』が公開されたばかり。2025年2月の時点で、シリーズのプロデューサーであるネイト・ムーアは「ストーリーの話し合いがまだできていない」として、オンライン上の噂に真実はないと強調していた。「今年のうちに話し合いを始められれば」というあたり、まだ企画は初期段階のようだ。
気になるのは、イドリスがマーベル・スタジオとの間でなんらかの話し合いを持っている可能性があることだ。噂をきっぱり否定していないあたり、水面下での動きがあると見るのが自然だが、真相はいかに。続報の到着が待たれる。
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Source: Today, Entertainment Weekly(1, 2), ComicBookMovie.com