『デアデビル:ボーン・アゲイン』はNetflix版「デアデビル」全3シーズンに直結するとキングピン役が認める

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で新たに蘇るドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、かつてNetflixで展開された「デアデビル」全3シーズンに直結する内容になるようだ。キングピン/ウィルソン・フィスク役のヴィンセント・ドノフリオが認めた。
Netflix版「デアデビル」は、マーベル・スタジオではなくマーベル・テレビジョンとABCスタジオによって製作された、いわば別会社によるシリーズ。一応のところMCU内での出来事とされていたが、その内容が「ボーン・アゲイン」にきちんと引き継がれるのか、あるいはリブートされるのかについてははっきりしていなかった。MCUドラマ「ホークアイ」や「シー・ハルク:ザ・アトーニー」に登場したキングピンやデアデビルが、どこか別人のようにソフトな描写になっていた点も、懐疑論に拍車をかけていた。
しかし、デアデビルやキングピンが登場するMCUの新ドラマ「エコー」の公式プロモーション映像では、「デアデビル」の映像が挿入された。よって、「デアデビル」の出来事がMCUにも正史として組み込まれるのではないかとの見方が高まっていた。
ドノフリオは米The Hollywood Reporterでこの点を指摘され、「Netflix版と同じキャラクターということで間違いないか」と確認されると、「そういうことだと思います」と返答。製作はストライキ中にチーム総入れ替えを行なって再始動を経ていたが、その際にNetflix版へ回帰する方針が掲げられたという。
「『デアデビル:ボーン・アゲイン』のクリエイティブをリスタートさせた時に、クリエイティブの人たちで集まって、“よし、今度はこういう風にやるぞ”と話したんです。なので僕たちは、確かにオリジナルの『デアデビル』に直結するという点のみを話しました。素晴らしい点だと思います。オリジナル版の全3シーズンで描かれた、たくさんの素晴らしいストーリーや関連ストーリーを持ち込むのです。
つまり、今僕たちは、過去のすべての歴史を背負い、そのすべての歴史を踏まえた上で、この『ボーン・アゲイン』をスタートさせているのです。『デアデビル:ボーン・アゲイン』は今、そういう観点で話されています。」

ドノフリオは、Netflix版「デアデビル」の出来事がすべて正しく『ボーン・アゲイン』に引き継がれることを明言している。実は「エコー」では、ウィルソン・フィスクが父殺害に使用したハンマーの形状がNetflix版と異なる、という細かな矛盾があったのだが、ドノフリオは「プロジェクトによって物事が少し変わったとしても、僕は驚かない」とコメント。重要なのは正しいトーンと、求められるストーリーテリングを提供することだと話しながら、「面白いストーリーにするために、裏方のアーティストやクリエイティブ担当者たちが、物事を少しずつ変えてくことになる」とも説明した。
つまるところ、「ボーン・アゲイン」はNetflix版全3シーズンの出来事を継承するが、細かな描写や設定がわずかに変更されることもあり得るというわけだ。「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2025年配信予定。
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Source:The Hollywood Reporter