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【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」スパイダーマンとの細かすぎる繋がり ─ 実はあの同一人物が登場している?

デアデビル:ボーン・アゲイン
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この記事には、、「デアデビル:ボーン・アゲイン」第2話「大衆へのアピール」のネタバレが含まれています。

デアデビル:ボーン・アゲイン
(c) 2025 Marvel

マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のニューヨークが舞台だ。ということは、この街ではスパイダーマンもどこかで活動しているということである。

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実際に、第2話にはスパイダーマンの存在が示唆される一幕がある。新たなニューヨーク市長となったキングピン/ウィルソン・フィスクが、テレビ演説で「我々はタフだ。ニューヨーカーは自分で身を守れる。ガイコツ柄のコスチュームで銃を振り回したり、クモを模したスーツで跳ねる自警団など必要ない」と説くのだ。ここでフィスクが批判しているのは、パニッシャーとスパイダーマンのことだ。

デアデビル:ボーン・アゲイン
© MARVEL 2024.

スパイダーマンはかつてミステリオによって正体が暴かれたが、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』でドクター・ストレンジが唱えた呪文によって、全宇宙がピーター・パーカーの存在を忘却した。つまり現在、スパイダーマンは再び正体不明のヴィジランテとなっている。『ノー・ウェイ・ホーム』のラストシーンでは新たなコスチュームで1人街へと繰り出していたが、彼はその後も自警団活動を続け、“親愛なる隣人”として活躍していたということだ。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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さて本記事でもう一つ挙げたい細かなネタというのが、マーベル・ユニバースをつなぐニュースキャスターの存在だ。第1話「天国のひととき」でキングピン/ウィルソン・フィスクはニューヨーク市長選に緊急参戦を果たし、いよいよ開票となる。テレビのニュース速報では、男性キャスターが平均投票率を上回っていること、フィスクが得票を伸ばしていることを伝えている。これを聞いていたマット・マードックはテレビを消し、フォギー・ネルソンのメモリアル・カードをジャケットに忍ばせ、ヘザー・グレンとのデートに出かける。そのデートの最中、マードックはフィスクが当選を果たしたことを知る。

実はこのニュースキャスター、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のおまけシーンでの街頭モニター上で、ミステリオがスパイダーマンの正体を暴露するビデオを紹介していた人物と同じ。劇中では、Spectrum Newsのキャスターとして登場するこのキャスターを演じているのは、現実世界でもニューヨーク朝の情報番組NY1の司会を務めるパット・キアナンだ。

キアナンは、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)や『アベンジャーズ』(2012)『アイアンマン3』(2013)『ドクター・ストレンジ』(2016)にもキャスター役でカメオ登場している。マーベル・ユニバースのニューヨーカーにとって、キアナンはお馴染みの顔となっていることだろう。

ところで心配なのが、フィスク当選のスパイダーマンへの影響である。フィスク市長は自警団を排除し、法による秩序を取り戻すと宣言している。その政治によっては、スパイダーマンが再び悪意に晒されたり、あるいは活動が強制的に制限されることになるかもしれない。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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注目したいのは2026年公開の映画『スパイダーマン4』だが、キングピン役のヴィンセント・ドノフリオは同作に出演していないと(表向きは)語っている。しかしながら、フィスクがニューヨークを牛耳る限り、将来的にスパイダーマンとの衝突は必至。『ノー・ウェイ・ホーム』で既にお世話になっているマット・マードックことデアデビルと手を組み、街を呑み込む巨大な陰謀に立ち向かうドラマが待ち受けているかもしれない。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスで配信中。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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