「デアデビル:ボーン・アゲイン」Netflix版よりもさらにダーク ─ 「大人向けを維持、大衆向けにはしない」とチャーリー・コックス

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で復活するドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、Netflixで展開されたオリジナル版より一層ダークな作品になりそうだ。デアデビル/マット・マードック役で復帰するチャーリー・コックスが、米Entertainment Weelyに語っている。
Netflix版「デアデビル」といえば、ダークなトーンと強烈な暴力描写により、大人の視聴者からも支持を集めた作品だ。コックスは同作の成功理由を「当時、この番組のように、時にとてもダークで邪悪なスーパーヒーロードラマは他にあまりなったから」と分析し、だからこそ「ボーン・アゲイン」でもそのトーンを維持することへのこだわりが強かったことを明かした。
「(キングピン役の)ヴィンセント(・ドノフリオ)も僕も、もしそのダークさを失ったら、作品のアイデンティティを失うリスクがあると感じていました。だから僕たちは、この番組を引き続き大人の視聴者向けに作り、大衆向けに描き直さないよう強く求めたんです。ある意味、過去にやってきた多くの演出よりもさらにダークだと思います。」

実際に「デアデビル:ボーン・アゲイン」は非常に強烈な内容であるがゆえ、マーベル・スタジオの2025年新作ラインナップ映像の制作時にも、どのシーンを含めるかについて議論が交わされたとのこと。その結果、マットとフィスクがダイナーで笑顔を見せて会話するシーンが選ばれたようだ。
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なお、当初「デアデビル:ボーン・アゲイン」は法廷ミステリーとして企画され、Netflix版とは異なるスタッフで撮影が開始されていた。しかし、スタジオ側が仕上がりに不満を示し、監督と脚本家のチームが一斉に解雇。その後、企画の見直しを経て、当初は続投しないと報じられていたフォギー・ネルソン役のエルデン・ヘンソン、カレン・ペイジ役のデボラ・アン・ウォールらNetflix版のキャストやスタッフが再起用され、現行のコンセプトが成立したという経緯がある。

今回のインタビューで、ショーランナーのダリオ・スカルダパンは「もっと法廷ドラマ寄りの内容が構想されていましたが、ニューヨークを舞台にしたアクションベースの犯罪ストーリーに戻しました」と改めて振り返り、「真のポイントは、Netflixの旧シリーズのDNAを持ちつつ、それを新しいものへと進化させることだったのです」と語っている。オリジナル版の要素を引き継ぎながら、さらにダークな方向へと進化した「ボーン・アゲイン」では、どのような展開が待ち受けているのか。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2025年3月4日(火)ディズニープラスにてUS配信予定。
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Source:Entertainment Weely