『ダークナイト』と『ザ・スーサイド・スクワッド』はマルチバース説、両作出演キャストが言及

クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』(2008)でジョーカーの手下であるトーマス・シフ役を演じ、ジェームズ・ガン監督の『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)ではカラフルな水玉模様のコスチュームを身に包んだポルカドットマン役に扮したデヴィッド・ダストマルチャン。大きくテイストが異なるDC映画で、共通点のかけらもないキャラクターを演じたダストマルチャンが米Comicook.comにて、両作がマルチバースで繋がっているという説に言及している。
「そこには理論があり、すべてのマルチバースが存在しています。つまり、その映画を自分で作るしかないのかもしれません。僕だけの映画にするんです。iPhoneで撮影してね(笑)。誰が観ようが気にしません。そうだ、僕の子どもは気に入るかも。トミー(トーマス)・シフは僕が映画で初めて演じた役で、ジョーカーの軍団に入って映画の一員になったんです。この作品は、『アントマン』の全作に至るまで、シネマやコミック映画に対する概念を変えました。ジェームズ・ガンの『ザ・スーサイド・スクワッド』にも出演しましたし、様々なテレビ番組やコミックの翻案に命を吹き込むことが出来たことは贈り物です。」
『ダークナイト』と『ザ・スーサイド・スクワッド』の世界が、ダストマルチャン演じるトミー・シフとポルカドットマンにより交差する理論は少々ゴリ押し気味な気がしなくもない。とはいえ、DCでは『ザ・フラッシュ』(2023年6月16日公開)にて本格的にマルチバースが展開されるため、将来的に意外なクロスオーバーが飛び出す可能性はあるかもしれない?
ちなみにダストマルチャンは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でも複数キャラクターを演じている。『アントマン』(2015)『アントマン&ワスプ』(2018)では主人公スコット・ラングの泥棒仲間カート役で登場し、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では量子世界のフリーダム・ファイターの一員で、ゼリー状の身体を持つヴェブ役の声を担当している。どんな形にせよ、DCでもMCUでもダストマルチャンの活躍を再び目に出来ることを期待しよう。
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Source:Comicook.com