DC『ザ・スーサイド・スクワッド』ジョン・シナ、『ブラック・アダム』ザ・ロックとの対決は「避けられない」 ─ プロレスでの因縁、再燃なるか

米ワーナー・ブラザースとDCコミックスが手がけるDCエクステンデッド・ユニバースでは、ある2人の対決が一部ファンの間で話題になっている。映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で初登場を飾るピースメーカーに扮するジョン・シナと、映画『ブラック・アダム』で主人公ブラックアダムを演じるザ・ロックことドウェイン・ジョンソンだ。
なぜこの2人かというと、プロレスラーでもあるシナとドウェインは、リング上では宿敵同士なのだ。米プロレス協会WWE主催のプロレスマッチでは、幾度にわたって激闘を繰り広げてきた。さらに、2人はリング上でも外でも仲が悪いことで有名で、2対2の試合でコンビを組んだ際に仲間割れを起こしたり、ドウェインがシナを皮肉った自作の歌を観客の前で披露したり、まさに犬猿の仲なのだ。

そんな2人が、スクリーン上でも激突したら……?少なくともWWEファンは大盛り上がりだが、当の本人たちはどう考えているのだろうか。『ザ・スーサイド・スクワッド』の封切りを控え、米Comicbookの取材に応じたシナは、ドウェインとの対決について訊かれるや、「僕のことを知っているでしょう。準備もできてるし、戦いたい。可能です」と強い意志をみなぎらせている。
「電話が鳴った時はいつでも、“僕は良いですよ”って答えるでしょうね。僕が思うに、そういった興奮って、ファンの皆さんによって作られるものだと思います。『ワイスピ』にしても、DCユニバースにしても。僕たちがぶつかることになるとは言いたくはないですが、避けられないでしょう。僕も見たいですよ。ファンですから。まあ、様子見ですね。彼が何か言っていたら教えて下さい。」
発言の中で、シナが『ワイスピ』、つまり『ワイルド・スピード』について言及したのは、ドウェインとシナは共に『ワイルド・スピード』シリーズにも出演しているため。ドウェインは、ルーク・ホブス役として第5作『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)より登場し、一方のシナは最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に主人公ドムの弟ジェイコブ役として出演している。もっとも、現在製作中のシリーズ第10&11作には、ドウェインが復帰を否定するコメントを出しており、シナの再演も不明であるため、可能性としてはDCユニバースでの対決の方が高いかもしれない。
ロックとシナの共演が実際に叶うかどうかは、現時点では未知数。原作コミックでは、ピースメーカーとブラックアダムは交わらないようだから、実現させるならDCユニバースにおけるオリジナルストーリーを作り出す必要がありそうだ。神から授かった力を持つブラックアダムと、鋼鉄のヘルメットを被り銃を駆使するピースメーカー。果たして、勝つのはどっちだ……。
Source: Comicbook