『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』エンディング曲「The Magic Number」のデ・ラ・ソウルがストリーミング解禁

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のエンディングに挿入された楽曲「The Magic Number」で再び話題を集めたヒップホップグループ、デ・ラ・ソウルの音楽アルバムがストリーミングサービスで解禁された。
映画の公開以来、ボブ・ドローの楽曲「Three Is A Magic Number」をサンプリングした「The Magic Number」の人気が再燃。同曲を音楽ストリーミングサービスで聴きたいとのファンの声が、SNSなどで高まっていた。しかし、デ・ラ・ソウルのレーベルだったWarner Bros. Recordsがサンプリングの権利を明確にしなかったため、レーベル間の権利問題により、ストリーミング・サービスで未配信の状態が続いていた。
デ・ラ・ソウルの音楽権利はインディペンデント・レーベルのTommy BoyからWarner Bros. Recordsへ移った後、2017年にはTommy BoyがWarner Bros. Recordsからデ・ラ・ソウルの音楽カタログを買い戻し、ついにストリーミングサービスでのデビューが期待されたが、カタログのリリースが延期に。その後、2021年6月に米ニューヨークの音楽企業Reservoir Musicが、1億ドルもの巨額を投じてTommy Boyが権利を有する音楽カタログを買収。同社は、「デ・ラ・ソウルと音楽配信サービスでのリリースに向けて協働していく」と声明を発表していた。
米Varietyによると、Reservoir Musicは同社のChrysalis Recordsと、デ・ラ・ソウル及びグループのレコードレーベル「AOI」と協力し、2023年1月にデ・ラ・ソウルの音楽をストリーミングサービスで提供することを発表。2023年3月3日に、「The Magic Number」を収録したデビューアルバム『3 Feet High and Rising』をはじめとするアルバム6枚を音楽ストリーミングサービスでリリース。それに先駆け、人気が再燃していた「The Magic Number」もストリーミング開始となっていた。
「The Magic Number」は、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスで配信中。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に想いを馳せながら、同曲に耳を傾けてみてはどうだろうか。
Source:Variety