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『デッドプール』続編の監督、ケーブル役ジョシュ・ブローリンに感激 ― オリジン・ストーリーは新解釈に

デッドプール
© Twentieth Century Fox Film Corporation 写真:ゼータ イメージ

映画『デッドプール』(2016)の続編『デッドプール2(仮題)』を手がけるデヴィッド・リーチ監督が、本作で初登場する“未来からやってきた傭兵”ケーブルについて語った。
あらゆる俳優の名前が噂されていたケーブル役を本作で演じるのは、『ボーダーライン』(2015)やマーベル・シネマティック・ユニバースのサノス役などを務めるジョシュ・ブローリンだ。これまでブローリンは自身のInstagramでケーブル役のためのトレーニングに挑む様子を発信していたが、すでに撮影現場ではその実力をいかんなく発揮しているようだ。

先日開催された「サンディエゴ・コミコン2017」の会場にてIGNの取材を受けたリーチ監督は、ケーブル役のブローリンについてこんな感想を語っている。

「彼(ブローリン)がケーブル役を快く引き受けてくれた時、ライアン(・レイノルズ)と僕は天にも昇るような気分だったよ。彼は本当にスゴい俳優なんだ。ケーブルに人間らしさを与えてくれるし、必要な時にはコメディを演じるスキルも十分に持っているしね。彼が演じるのを撮影したのはまだ12日間しかないけど、こんなに幸せなことはないよ」

なおブローリンは、『デッドプール2』への出演を引き受けたきっかけは脚本だったと述べている。「すごく笑えた。ずいぶん長いこと笑ってたな」と話しているように、そのコメディとしての純度の高さはすでに保証されているといってよさそうだ。

しかしその一方で、“未来からやってきた傭兵”ケーブルにはシリアスかつ複雑なオリジン・ストーリーが存在する。ファンの間では、ケーブルだけでなく相棒ドミノも新登場する『デッドプール2』でケーブルのオリジンをどう描くのか、果たして描ききることができるのかという声もあった。
映画情報サイト「ScreenRant」によれば、やはりリーチ監督もケーブルのオリジンにはかなり悩まされたという。

「すべての『デッドプール』(コミック)のうえ、映画版『デッドプール』のことも考えて、キャラクターをどう扱うのかを決めなきゃいけなかった。すべてを映画化することはできないほど、巨大なカノン(コミックのオリジン・ストーリー)があるからね。だから何を映画化して、あるかもしれない未来のために何を残しておくのかが大切だった。でも、好きになってもらえると思うよ。カノンの精神も、映画版『デッドプール』はこうあるべきだって精神も、全部入ってるんだ

ケーブルの実写映画化、しかもデッドプールが主人公の『デッドプール2』での初登場にあたって、監督や脚本チームはそのオリジンに新たな解釈を与えているようだ。しかしリーチ監督がこう述べたということは、きっと本作ではケーブルのオリジンになんらかの言及があるということだろう……。

映画『デッドプール2』は2018年6月1日に全米公開予定

Sources: http://www.ign.com/articles/2017/07/27/deadpool-2-director-discusses-josh-brolins-transformation-into-cable
http://screenrant.com/deadpool-2-domino-powers-cable-backstory/
© Twentieth Century Fox Film Corporation 写真:ゼータ イメージ

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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