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デッドプールが『デッドプール&ウルヴァリン』ラストで死ぬ案あった ─ 「デッドプールを殺すことはいつも考えている」とライアン・レイノルズ

『デッドプール&ウルヴァリン』韓国 アジア合同記者会見の様子
©︎ THE RIVER

映画『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)にて、デッドプールが死亡する可能性があったという。シリーズのキーパーソンであり、主演・脚本を兼任したライアン・レイノルズが、ポッドキャスト「Box Office Podcast」にて明かした。

『デッドプール&ウルヴァリン』は、レイノルズ演じるデッドプールと、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが本格タッグを組み、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場したシリーズ最新作。クライマックスでは2人が危機に瀕するが、レイノルズはそのままデッドプールを死なせる展開も考えていたようだ。

「デッドプールを殺すことはいつも考えています。前作もそうで、映画にじっと耳を傾けているような感じでした。僕とシェーン・リード&ディーン・ジマーマン(編集者)、ショーン・レヴィ(監督)は、第3幕を45日間かけて作り直しました。私たちを助けてくれたのはロブ・シモンセン(作曲家)で、音楽と挿入歌、そのブレンドなどであの感覚を与えてくれたんです。」

すなわち、しかるべき結末のありようが見当たらなければ、デッドプールを死なせることに躊躇はなかったということだろう。マーベル・スタジオは、この判断について「もちろん、“将来的にこの男で遊べるのは楽しい”という感じだった」というから、レイノルズの選択を歓迎したようだ。「彼はチートコードのようなもの。誰もが思っているようなことを言えばトラブルから逃れられる、貴重な存在です」とレイノルズは語っている。

現在、今後のMCU映画でデッドプールが再登場する計画はない。ただし、レイノルズは単独映画よりも脇役としての再演に興味を示していること、自ら「アンサンブルのような」脚本を執筆していることを以前明かしており、米The Hollywood Reporterによると、これはX-MENのキャラクターが3~4人登場する映画だという。ただし、この企画は初期段階で、具体的な実現の目処は明らかになっていない。

もっとも、それもレイノルズが『デッドプール&ウルヴァリン』でデッドプールを死なせなかったから──なのだが、もとより不死身のデッドプールである、いったん死んでも復活させる手立てはどれだけでもありそうだ。MCUにおいて、きっとデッドプールはそれが許される数少ないキャラクターの一人にちがいない。

Source: Box Office Podcast, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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