『デッドプール』第3作、デヴィッド・リーチ監督が続投しなかった理由とは?「話し合ったことはある」

ついにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りを果たす、映画『デッドプール』シリーズ。2016年公開の第1作ではティム・ミラー、2018年の第2作ではデヴィッド・リーチ、続く第3作では、『フリー・ガイ』(2021)や『アダム&アダム』(2022)でライアン・レイノルズとタッグを組んだ経験のある監督、ショーン・レヴィがメガホンをとる。それぞれ異なる監督が手がけている格好だが、リーチが第3作でも監督として復帰する可能性があったようだ。
20世紀フォックスによる『デッドプール』シリーズは、2016年に第1作、2018年に第2作が公開され、R指定映画でありながらも世界中で大ヒットとなり、批評家および一般層から絶大な支持を獲得。第2作を成功に導いたリーチは、『デッドプール2』以前には、『ジョン・ウィック』(2014)や『アトミック・ブロンド』(2017)を手がけており、その後は、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)を監督している。現在は、伊坂幸太郎の小説を映画化した『ブレット・トレイン』の日本公開が、2022年9月1日に控えているところだ。
そんな映画界から一目置かれるリーチは、『デッドプール3』の監督として復帰する話が存在していたことを、Uproxxのインタビューにて認めている。それにもかかわらず、リーチはなぜ復帰する道を選ばなかったのだろうか?
「『デッドプール3』について話し合ったことはありましたけど、僕にも進行中のものがあったんです。“やりたいか、やりたくないか”みたいな、そういうことではありませんでした。それよりも、僕たちの予定が埋まっていたんです。僕たちには窓口があって、マーベルにはカレンダーがありますから。」
つまりは、シンプルにマーベル・スタジオとリーチのスケジュールが上手く交わらなかったということだろう。リーチは現在、『The Fall Guy(原題)』という新作映画を準備中。「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」(1981−1985)のリメイクであり、ライアン・ゴズリングが主演を務める見込み。もっともリーチいわく、『デッドプール3』にカムバックできなかった理由は同企画によるものではないそうだ。
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Source:Uproxx