『デッドプール3』米公開延期の危機、「リリース日が本気で危うい」とショーン・レヴィ監督

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)参戦が話題の『デッドプール3(仮題)』について、監督を務めるショーン・レヴィが、予定されている2024年5月3日の米国公開日までに映画の完成が間に合わない可能性を示唆している。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが長引いているためだ。
米The Wrapのインタビューでレヴィは、第3作の公開日に関する懸念を吐露。「正式に(公開日が)決まっているかどうかさえ分かりません。5月3日の予定だったのは知っていますが。俳優のストライキと長期にわたる製作の中断で、リリース日が本気で危うくなっています。映画の半分まで撮影して編集しましたが、早く仕事に戻って、この映画を来年公開したいと思っています」とコメントした。
マーベル・スタジオは、2023年5月に全米脚本家組合(WGA)がストライキを開始した翌月となる6月に、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題)』をはじめとする映画6本の米国公開を延期。『デッドプール3』は、もともと予定されていた2024年11月8日から5ヶ月繰り上がり、2024月5月3日にリリース日が変更されていた。
『デッドプール3』のみが前倒しとなったのは、レヴィが言及したように本作の撮影・編集が半分済んでいたからだと予想される。しかし、2023年10月2週目にSAG-AFTRAと全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)の交渉が決裂し、ストライキの終結が見えない状態が続いている。近いうちにストライキが終了して撮影を再開できなければ、5月の公開予定には赤信号が灯る。なおWGAのストライキは、2023年9月27日に交渉が成立して終了している。
現時点で『デッドプール3(仮題)』の米公開まで約7ヶ月半だが、それまでにストライキが早期解決することを期待し、スケジュールの調整後に残り半分を撮影、ポストプロダクションまで完了することは難しそうだ。成り行きを見守りながら、リリース日の延期を心しておいた方がよいかもしれない。
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Source:The Wrap