ギレルモ・デル・トロ版『ピノキオ』ユアン・マクレガー、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツらが声の出演か

『トレインスポッティング』(1996)や『スター・ウォーズ』プリクエル3部作で知られるユアン・マクレガー、『ドクター・ストレンジ』(2016)『サスペリア』(2017)のティルダ・ウィンストンらが、ギレルモ・デル・トロ監督による新作映画『ピノキオ(原題: Pinocchio)』に出演する可能性があることがわかった。
このたび出演の情報が浮上したきっかけは、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のウォルダー・フレイ役などで知られるデイビッド・ブラッドリーにある。ポーランドのメディア「naEKRANIE」にて、デイビッドはデル・トロ版『ピノキオ』にゼペット役として参加したことを明かし、「私以外にはロン・パールマン、クリストフ・ヴァルツ、ティルダ・ウィンストン、ユアン・マクレガーの声を聞くことができるでしょう」と語った。ロンはデル・トロ監督が手掛けた『ヘルボーイ』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)でもお馴染みの俳優。クリストフは『イングロリアス・バスターズ』(2009)と『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)でアカデミー賞助演男優賞を2度受賞している名優だ。キャストについての公式発表はされていないため、正式な続報が待たれる。
ちなみにデイビッドは、ヴァンパイア・ドラマ「ストレイン 沈黙のエクリプス」(2014-2017)などでもデル・トロとタッグを組んでいる。「私は本作に大変興味を持っており、再び素晴らしいデル・トロ監督と仕事を共に出来ることを嬉しく思っています」と再タッグについてコメントした。
Netflixで配信予定のデル・トロ版『ピノキオ』は、ディズニーによるアニメ映画『ピノキオ』(1940)のリメイクではなく、カルロ・コッローディの児童文学作品「ピノッキオの冒険」を翻案するものだ。1930年代、ムッソリーニ政権下でファシズムの台頭するイタリアを舞台とするストップモーション・アニメのミュージカル作品になるという。多くのアニメーション作品に影響を受けてきたことを公言しているデル・トロだが、製作として関わることはあっても、監督としてアニメーションを手がけるのはこれが初めてだ。
なおデル・トロ監督の次回作には、ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、ウィレム・デフォー、トニ・コレットなど豪華俳優陣が集結した『ナイトメア・アリー(原題:Nightmare Alley)』も控えている。同作は2020年2月初旬に撮影中であることが報じられた。
Sources: naEKRANIE, The Playlist