『クリード』実写スピンオフドラマ製作決定 ─ クリードが育ったデルファイ・ジム舞台に若きボクサー描く

『ロッキー』に始まった『クリード』ユニバースが拡張だ。Amazon MGM Studiosは、マイケル・B・ジョーダン『クリード』シリーズ初のスピンオフドラマ「Delphi(原題)」の製作を正式に発表した。
本作の舞台となるのは、映画シリーズでもおなじみのデルファイ・ボクシングジム。アポロ・クリードとその息子アドニス・クリードがトレーニングを積んだ場所だ。シリーズの出発点ともいえるこのジムを中心に、若きボクサーの物語が描かれる。
製作は、Amazon傘下のMGM Studiosと、マイケル・B・ジョーダンの製作会社Outlier Societyが共同で担当。ジョーダンは製作総指揮として名を連ね、映画『クリード 過去の逆襲』(2023)での監督デビューに続き、自ら築いてきたユニバースをさらに広げていくことになる。Netflix版「デアデビル」のマルコ・ラミレスがショーランナーと製作総指揮を務める。
「『クリード・ユニバース』か『クリードバース』か、呼び方はまだ分かりませんが、これにはマーベルと同じような精神性があると思っています」。ジョーダンは2023年、THE RIVERの取材にユニバース展開の意欲を明らかにしていた。「このストーリー展開に、どれだけの方法がありそうかを考えているところです。リミテッドシリーズか?スピンオフか?あるキャラクターのオリジンを描くか?それとも一気に未来にジャンプして、あるキャラクターの将来を見せるか?やり方はたくさんあると思っていて、今は色々と計画を立てているところ。楽しく検討しています」。
スピンオフ作品としてはほかにイワン・ドラゴの企画も存在しているが、長らく停滞状態にある。「Delphi」がシリーズ拡張の第一歩となる可能性もありそうだ。
「Delphi(原題)」は世界240以上の国と地域でプライムビデオで独占配信予定。リリース時期などは明らかにされていない。
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Source:Amazon MGM