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オードリー・ヘプバーンをトーマシン・マッケンジーが演じる映画『ディナー・ウィズ・オードリー』決定 ─ アンセル・エルゴートがジバンシィ伯爵役

Audrey Hepburn Hmarskiy II, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons | Thomasin McKenzie AMFM STUDIOS LLC, CC BY 3.0 , via Wikimedia Commons

『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)などのトーマシン・マッケンジーと、『ベイビー・ドライバー』(2017)アンセル・エルゴートが、伝説の女優オードリー・ヘプバーンの実話をもとにした映画『Dinner With Audrey(原題)』で共演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

本作は、『ローマの休日』(1953)ヘプバーンと、ファッションデザイナーであるユベール・ド・ジバンシィ伯爵の40年にわたる友情をもとに、パリで繰り広げられるファッションに満ちた魔法のような一夜を描く。マッケンジーがヘプバーン役、エルゴートがジバンシィ役を演じる。

ヘプバーンとジバンシィは、この夜の夕食をきっかけに数10年にわたるコラボレーションをスタートさせた。ジバンシィは、『ティファニーで朝食を』(1961)、『パリの恋人』(1957)、『おしゃれ泥棒』(1966)、『シャレード』(1963)、『麗しのサブリナ』(1954)といった名作映画でヘプバーンの衣装を担当。ヘプバーンは1954年に『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞した際にも、ジバンシィを着用していた。

エルゴートとマッケンジーの脇を固めるキャストとして、『マン・オブ・スティール』(2013)などのマイケル・シャノンが不明の役柄で出演交渉中だ。監督を務めるのは、『タミー・フェイの瞳』(2021)のエイブ・シルヴィア。脚本は『マイ・プレシャス・リスト(2016)のカーラ・ホールデンが手がけ、製作総指揮も担う。

プロディ―サーには、『バトルフィールド・アース』(2000)のアショク・アムリトラジ、『プレデター:ザ・プレイ』(2019)のプリヤ・アムリトラジ、 プロダクション会社Mad Chanceのアンドリュー・ラザール、Wayfarerのアンドリュー・カロフが名を連ねる。

アンセル・エルゴートは、『きっと、星のせいじゃない。』(2014)『ベイビー・ドライバー』(2017)などに出演し、『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)では主人公トニー役として素晴らしい歌声で観客の心を掴んだ。また、「TOKYO VICE」では日本を拠点とする実在のジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタイン役を演じて堪能な日本語を操り、語学の才能も披露した。

一方、ニュージーランド出身のトーマシン・マッケンジーは、『ジョジョ・ラビット』(2019)で一躍注目を集めた俳優だ。『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のほか『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)などで繊細かつ芯のある演技を見せ、次世代を代表する実力派として期待されている。

スクリーン史において永遠の象徴とされるオードリー・ヘプバーンという存在を演じることは、マッケンジーにとって極めて大きな挑戦だ。時代を超えて愛されるその気品と人間味をどう表現するのか、映画ファンの関心が集まるところだ。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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