デッドプール産みの親、フォックス映画事業のディズニー売却へ「待った」 ─ 「作品を育てていこうよ」

米ウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀フォックス社に対して映画部門を含む事業買収の交渉にあたっていたという報道に対し、20世紀フォックス配給作品『デッドプール』の産みの親であるロブ・リーフェルドが「待った」をかけた。

この話題について、ディズニーと20世紀フォックス間の事業買収ニュースのキモとなるポイントはふたつある。ひとつは、交渉成立となれば『デッドプール』や『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』など20世紀フォックスが保有するマーベル・キャラクターの使用権利がディズニー及びマーベル・スタジオの手に渡ることで、これまで不可能だったアベンジャーズらとの共演が可能になるということ。もうひとつは、この交渉は「現時点では行われていない」…つまり、過去の交渉の事実があったという報道ながらも、話し合いが完全に終了したわけではないという点である。

デッドプールらのマーベル・シネマティック・ユニバース合流は、ファンにとっては夢の共演として喜びたい部分もある一方で、様々な懸念点も考えられる。原作コミックにおいてデッドプールの産みの親であるコミック・アーティストのロブ・リーフェルドは、自身のInstagramで次のようなメッセージを投稿した。

「『デッドプール2』が公開されて大ヒットするまで(買収の)話し合いを待ってくれ。それに『X-FORCE』もある!(編註:デッドプールも登場するスピンオフ映画) これこそ君たち(20世紀フォックス)にとってのスター・ウォーズだ。まだかすり傷だろう。映画関係者はみんな焦り過ぎだよ。作品を育てていこうよ!」

当たり前ではあるが、ディズニーが20世紀フォックスの映画事業を買収するということは即ち、20世紀フォックスが『デッドプール』『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』などの映画製作を諦め、手を引くということとなる。しかし、本来フォックスには『デッドプール』続編の後に、原作ではウルヴァリンやデッドプール、ケーブルなどが入れ替わり在籍した戦闘集団『X-FORCE』の映画化を予定しており、ほかX-MENシリーズからは新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2018年11月2日米国公開予定)や『ニュー・ミュータンツ』(2018年4月13日米国公開予定)、『ガンビット』(2019年2月14日米国公開予定)、さらに詳細未定の『LOGAN/ローガン』スピンオフ映画などの続編や派生作品の製作が続々と進められていた。『デッドプール』『LOGAN/ローガン』ではR指定作品ながらもいずれも世界的ヒットを記録しており、ロブ・リーフェルドが指摘する所の「これこそ君たちのスター・ウォーズ」──つまり、活かし方次第では永劫続けられるドル箱コンテンツであるという表現はごもっとも。一方でマーベル・シネマティック・ユニバースを有するディズニーの立場からは、20世紀フォックスが保有するマーベル・キャラクターの権利獲得が非常に大きな要因として作用したと伝えられている。

 

映画『デッドプール』続編は『アトミック・ブロンド』デヴィッド・リーチ監督のもと、2018年6月1日に全米公開予定。”俺ちゃん”の活躍がひとつの試金石となるかもしれない。

Source:https://www.instagram.com/p/BbNCfOwlMb7/?taken-by=robliefeld

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インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

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