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ディズニー/ピクサー、ジョン・ラセターの後任者に『アナと雪の女王』『インサイド・ヘッド』監督をそれぞれ起用

ディズニー

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオは、2018年いっぱいでディズニーを退職するジョン・ラセターの後任者2名を発表した。
『トイ・ストーリー』(1995)や『カーズ』(2006)などを手がけたジョンは、これまで両社のチーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)として多数の作品に携わってきた。しかし2017年11月にハラスメント疑惑が浮上して半年間の休職に入ったのち、2018年6月には、年内でディズニーを退職すること、それまではコンサルタントとして現場に関わることが決定している。

このたびラセターの後任者としてチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任するのは、『アナと雪の女王』(2013)の脚本・監督を務めたジェニファー・リーと、同じく『インサイド・ヘッド』(2015)や『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)で脚本・監督を担当したピート・ドクター。ジェニファーはディズニーの、ピートはピクサーのCOOとして全作品の指揮にあたる。

ジェニファー&ピートの就任に際して、ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長はコメントを発表。両者のフィルムメーカー、ストーリーテラーとしての才能を非常に高く評価したうえで、ジェニファーが大胆なビジョンや新たな価値観をディズニーにもたらしたこと、ピートがピクサーのオリジナル・メンバーとしてスタジオに欠かせない存在であることを強調した。

ディズニー・アニメーション・スタジオ作品を今後牽引していくジェニファーは、『アナと雪の女王』以外にも『シュガー・ラッシュ』(2012)や『ズートピア』(2016)で脚本を担当。現在は『アナと雪の女王2(邦題未定、原題:Frozen 2)』の制作を進めるかたわら、『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)でエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。クリエイターとしての才能はもちろん、きちんと興行面でも成果を残してきたことが認められての起用だろう。

またピクサーのオリジナル・メンバーとして紹介されているピートは、前述の『インサイド・ヘッド』『カールじいさんの空飛ぶ家』のほか、『モンスターズ・インク』(2001)でも脚本・監督を担当。自身の手がけた作品は、観客や批評家から熱狂的に支持される名作ばかりだ。なお、かつては『トイ・ストーリー』や『ウォーリー』(2008)の脚本にも参加したほか、短編アニメ作品も含めて数々の作品に携わってきたキャリアを誇る人物でもある。

新たな筆頭者を得て生まれ変わるディズニー/ピクサーは、今後どのような作品を生み出していくことになるだろうか。ちなみにジョン・ラセターをめぐる話題が世間を騒がせるなかではあるが、ピクサーの最新作『インクレディブル・ファミリー』(2018)は、アニメ映画史上最高のオープニング興行成績を米国で記録している。変わらない勢いと作品のクオリティをこれからも期待したい。

Sources: THR, Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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