ドウェイン・ジョンソン、『007』次期ジェームズ・ボンドを狙う ─ きっかけは『007は二度死ぬ』に出演していた祖父の影響

ハリウッド最上級の肉体派俳優ドウェイン・ジョンソンが、ダニエル・クレイグが引退したばかりの『007』ジェームズ・ボンド役に意欲を示している。どうやらきっかけは、映画『007』に出演していた祖父の影響らしく……。
『007』の主人公ジェームズ・ボンドといえば、これまでイギリス出身、もしくはイギリス連邦(コモンウェルス)に属するオーストラリア出身の俳優たちによって演じられてきた。英出身の俳優がジェームズ・ボンド役を演じるというのは明文化されていないものの、シリーズの伝統として守られている。
それでも、ジェームズ・ボンドを演じたいと思う俳優はごまんといるはず。ドウェイン・ジョンソンもその1人のようだ。ドウェインは英Esquireとの取材で、7代目ジェームズ・ボンドを狙っている旨を明かしている。
ドウェインがボンドを演じたいと強く思うのには、プロレスラーとして活動していた亡き祖父、ピーター・メイビアの影響があるのだとか。ドウェインいわく、なんとピーター・メイビアは、ショーン・コネリー版『007』シリーズ第5作『007は二度死ぬ』(1967)に悪役として登場していたというのだ。役どころは、島田テル演じる大里化学工業社長の大里に仕える屈強な部下(『007 ゴールドフィンガー』のオッドジョブを彷彿とさせる)。劇中では、コネリー演じるボンドと対峙するシーンもあり、見せ場のあるキャラクターである。
「彼と同じ道に進みたいんです」と孫ドウェイン。もっとも、ボンドの敵役だった祖父とは異なり、目指しているのは別の道らしい。ドウェインは真剣な眼差しで「僕はヴィランにはなりません。ボンドにならなきゃいけない」と007の座を狙っていることを明かした。
果たして、ドウェインは本気なのか、それともジョークで言っているのか。何事にも熱心なドウェインだから、その本意は汲み取りかねる。もしもドウェイン・ボンドが誕生したら、シリーズ史上最も屈強なボンドが期待されるが、その一方で複雑な心境を抱くファンも大勢出てくるだろう。
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Source: Esquire