「ハリー・ポッター」子役キャストに「SNSには近づかないで」 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」元出演者が助言「私は何度も壊れかけた」

「SNSには絶対に近づかないで」。米HBOのドラマ版「ハリー・ポッター」の子役キャストに向け、13歳から「ゲーム・オブ・スローンズ」のサンサ・スターク役を演じてきたソフィー・ターナーが貴重なアドバイスを送った。
ドラマ版「ハリー・ポッター」の子役は「9歳から11歳(2025年4月時点)」を対象に募集され、ハリー・ポッター役にドミニク・マクラフリン、ハーマイオニー・グレンジャー役にアラベラ・スタントン、ロン・ウィーズリー役にアラステア・スタウトが決定。ほかのホグワーツ生を演じるキャストも続々と発表されている。
本作は今後10年をかけて、原作7巻をシーズンごとに映像化する構想。大勢の子役たちが、シリーズとともに成長していくことになる。
同じHBOの大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」への出演を始めた頃、ターナーはわずか13歳だった。米Flaunt Magazineでは、当時を「ちょうどSNSが大きな存在になりつつあった頃」と振り返り、「SNSがメンタルヘルスに深刻な影響を与えた」と告白している。「言葉にできないほどで、私は何度も壊れかけた」と。
こうした自身の経験から、ターナーはドラマ版「ハリー・ポッター」に出演する子役たちの心のケアを案じているようだ。
「新たな『ハリー・ポッター』に出演する子どもたちには、抱きしめてこう言いたいです。“大丈夫だよ。でもSNSには絶対近づかないで”って。地元の友達と仲良くして、家族と一緒に暮らし、両親を付き添わせること。大規模で大変な仕事をするからには、地に足をつけた生活を続けることがとても重要です。」
現時点で、ハリー役のマクラフリンはSNSアカウントを持っていない模様。ハーマイオニー役のスタントンやドラコ・マルフォイ役のロックス・プラットは両親がアカウントを管理しているが、本人たちは一定の距離を保つ必要がありそうだ。キャスティングの発表直後から、すでにSNSではさまざまな声があがっている。
子役キャストは、SNSだけでなく学業への影響も懸念されるが、制作拠点のワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンは、子役のための臨時学校を建設したとのこと。平日午前5時30分から午後8時30分まで開校し、撮影の合間に勉強できる環境を整えているという。
現在は『ハリー・ポッターと賢者の石』を映像化するシーズン1を撮影中。子役キャストにはグレイシー・コクラン(ジニー・ウィーズリー役)、アレッシア・レオーニ(パーバティ・パチル役)、レオ・アーリー(シェーマス・フィネガン役)、ローリー・ウィルモット(ネビル・ロングボトム役)、アモス・キットソン(ダドリー・ダーズリー役)らが名を連ねる。
ドラマ版「ハリー・ポッター」は2027年に米HBOおよびHBO Maxでリリース予定。
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Source: Flaunt Magazine