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ロバート・ダウニー・Jr.、最新テクノロジーを環境保全に活かす新組織を設立へ ─ 「10年間で地球をきれいにできる」

ロバート・ダウニー・Jr.
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14802403202/

もはやトニー・スターク本人である。

『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティック・ユニバース作品でトニー・スターク/アイアンマン役を演じてきた俳優ロバート・ダウニー・Jr.が、地球の環境保全のために先端科学技術を役立てることを目的に、新組織Footprint Coalitionを設立することを発表した。

2019年6月4日(現地時間)、ロバートは米Amazonの主催する、人工知能をはじめとする先端技術のカンファレンスイベント「re: MARS 2019」に登場。20分以上の基調講演を実施し、トニー・スターク役を11年間演じてきたことや、ドラッグ依存を含む自身の人生やキャリアについて語り、最後に組織の設立を発表したという。

発表によれば、ロバートの新組織Footprint Coalitionは2020年4月に設立される予定。壇上でロバートは、「ロボット工学とナノテクノロジーを利用すれば、完全ではないにせよ、10年間で地球をきれいにすることができる」と語った。ロバートは専門家との話し合いによって知見を得ており、今後の数か月間にわたって組織を正しく立ち上げるための作業に取り組み、すぐれた人材を起用していくという。

現時点でFootprint Coalitionの詳細や具体的な目標は明らかになっていないが、すでに組織のウェブサイト(英語)は設立されており、ニュースレターの配信を登録することができる。トニー・スターク役を通して、名実ともに世界屈指のスター俳優となったロバートは、俳優業のほか、個人としてもさらなる取り組みを続けていくことになるようだ。

なお2018年5月、ロバートは人工知能をテーマとするドキュメンタリー・シリーズをYouTubeにて製作・配信することも発表していた。こちらの進捗は不明だが、今回の組織設立もあわせて、ロバートが先端技術に大きな関心を寄せていることは間違いないだろうだ。サービス精神旺盛なロバートのこと、トニー・スタークを思わせる演出にも期待したくなってしまうのがファン心理だが…?

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Sources: Variety, Forbes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。