『デッドプール&ウルヴァリン』マーベル・コミック世界にデッドプールが登場する案があった?コンセプトアートが公開

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『デッドプール&ウルヴァリン』の製作初期時点では、なんと“俺ちゃんがマーベル・コミックの世界に飛び込む”という驚きの展開が構想されていたようだ。その衝撃的なコンセプトアートが公開されている。
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アートを紹介したのは、本作でコンセプトアートを担当したアンディ・パーク。映画『アベンジャーズ』(2012)ニューヨーク決戦を踏襲したような設定の中、デッドプールがコミックのアベンジャーズとアッセンブルしている。ヒーローたちはコミック界のさまざまなアーティストの画風を再現。キャプテン・アメリカはジャック・カービー、アイアンマンはボブ・レイトン、ソーはウォルター・シモンソン、ハルクはサルビュッセマ、ブラック・ウィドウやホークアイはジム・リーだ。デッドプールは原作者ロブ・ライフェルドにオマージュが捧げられている。
さらによく見ると、デッドプールはおそらく“F**K”と発していのるが、かつてコミック上の表現を取り締まっていたコミックス倫理規定委員会によるスタンプで吹き出しが隠されているという、細かな遊び心も。
投稿したパークによれば、このアートはコミック界の伝説的なアーティストたちに敬意を表するべく、まだ『デッドプール&ウルヴァリン』の脚本も完成していなかった頃に、楽しいアイデアとして提案したものだという。彼の構想では、マルチバースに飛び込んだデッドプールがとある異世界に辿り着く。そこはMCU……、といってもマーベル・シネマティック・ユニバースではなく、マーベル・コミックス・ユニバースだった、という展開だ。もしも『デッドプール&ウルヴァリン』劇中で実写世界と2Dのコミック世界を行き来する描写があったら、かなり大胆な演出となっていただろう。
ちなみに『デッドプール&ウルヴァリン』では、MCUの実写版アベンジャーズのキャストが勢揃いしてカメオ登場するという案も考えられていたそうだが、全員大スターとなった彼らの出演料やスケジュール問題といった事情で実現しなかったという。
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