『デッドプール』も10周年?マーベル・シネマティック・ユニバースを再びおちょくる映像が米国で公開される

2008年『アイアンマン』に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースは、2018年に記念すべき10周年を迎えた。映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、その集大成という触れ込みにふさわしい大ヒットを全世界で記録している。

そんな中、ハリウッドには同じく2018年に10周年を迎えるマーベル・ヒーローが存在した(自己申告)。映画『デッドプール2』の公開を控える、“俺ちゃん”ウェイド・ウィルソン/デッドプールである! 米20世紀フォックスは、マーベル・シネマティック・ユニバースの10周年を真正面からおちょくった特別映像を米国で公開している。

まずは、こちらの映像からご覧いただきたい。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開に先がけて、マーベル・スタジオが米国で公開した「10周年記念映像」である。2018年4月中旬に公開された本映像を、『デッドプール2』は早くもパロディの対象にしてしまったのだ……!

基本的にボケ倒し

「2008 THE BEGINNING(始動)」という仰々しいテロップとともに始まるのは、デッドプール本人が10年間を振り返るインタビューと撮影風景らしき映像の数々である。デッドプールの一言目である“Started an idea…”が、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』予告映像冒頭のセリフ“There was an idea…”を思わせるのもすべて計算づくだろう。

「もし『デッドプール』を映画化したらどうなるか、というアイデアから始まりました。当時は数人しかいなくて、こんなに大きく成長するとは思ってなかった。すごく素朴で、でも力強かったんです。」

デッドプールが構想するイラストの中には、どう見てもウルヴァリンらしいイラストと、「囚人番号24601」(編注:2012年の映画『レ・ミゼラブル』でヒュー・ジャックマンが演じたジャン・バルジャンを指す)の文字が……。

つづいて「2009 『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でデッドプール初登場」には「あれは…思ってたのと違った」、「2011 ライアン・レイノルズ、『グリーン・ランタン』に出る」には「ダメ。何の役にも立たなかった」と辛辣なコメントを残した。さらに「2011-2014 20世紀フォックスからノーが出る」では「ノーの嵐だった。正直、最後にはもう頼まなくなりました」と話しているのだ。

ついに俺ちゃんは、プロジェクトの運命を大きく変えることになった事件「2015 『デッドプール』テスト映像流出」に言及する。「どうしてあんなことが起こったのかわからない。でも約束しましょう、原因を調べてます」。さらに「2016 『デッドプール』公開」についても、「映画にゴーサインが出た時はコカイン漬けだったんで、2016年のことはボンヤリとしか覚えてません。でもヒットしたみたいですね」……。

とはいえ、さすがに一応は10年間を引っ張ってきたデッドプールである。過去10年間を振り返り、今後の構想をこう語ったのだ。

「10年間の“フェイズ1”は、僕たちの途方もない期待を超えてくれました。当時の僕に“一本の映画が、二本の映画による巨大なユニバースになるよ”って伝えたら、“君はイカれてる”って言われるでしょうね。でもここには実在する俳優がいて、特殊効果の予算がほどほどにあって、低レベルなX-MENが何人かいる。スゴいヤツはいないけど、“フェイズ2”のためにとっておきましたよ。」

つくづく感銘を受けるのは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が言いそうなことを巧みに取り入れてみせる、研究の徹底ぶりである。ちょっと何を言ってるのかよくわからないのだが、とりあえず『デッドプール2』はフェイズ1の終わりなのか、それともフェイズ2の始まりなのか、どっちなんだろう?

映画『デッドプール2』は2018年6月1日より全国ロードショー

『デッドプール2』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/

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