【ネタバレ】『デッドプール&ウルヴァリン』にはマシュー・マコノヒーが隠れカメオ出演している ─ キッカケはライアン・レイノルズの一言?あっさり快諾の舞台裏


『デッドプール&ウルヴァリン』マシュー・マコノヒー、カウボーイプール役でカメオ出演
『デッドプール&ウルヴァリン』では、たくさんの大物俳優がサプライズ出演を果たした。中でも最も気づかれにくい俳優だったのが、マシュー・マコノヒーだろう。実はマコノヒー、劇中に登場するデッドプールの変異体たちの1人、カウボーイプールの声優を務めていた。

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カウボーイプールは原作コミックに登場するキャラクターで、初登場は2010年1月刊行の『Deadpool: Merc with a Mouth #7』。アース1108に属し、「デッドプール・キッド(The Deadpool Kid)の別名も持つ。コミックではアース616のデッドプールに銃で頭を撃ち抜かれたものの、なんとか生還。のちに悪のデッドプール軍団の仲間に加わり、善のデッドプール軍団と戦ったが、そこで殺されることになってしまった。
『デッドプール&ウルヴァリン』で初登場した実写版カウボーイプールにはそうした複雑な背景は与えられず、デッドプール軍団の1人として登場した。カウボーイハットをかぶるなど、キャラクターデザインはコミック版から踏襲されたようだ。
このカウボーイプールの声を演じたのがマシュー・マコノヒーだというが、いったいどのようにして実現したのだろうか。米ポッドキャスト番組Happy Sad Confusedでショーン・レヴィ監督が語ったところによれば、元々カウボーイプールの声は主演のライアン・レイノルズが兼任していたという。
「初期のカットでは、ライアンがカウボーイプールの声を務めてたんです。彼は最高なカウボーイプールをやってくれて、僕も彼に声を使わせてくれとお願いをしました。でも最終的に、彼(ライアン)は“マシュー・マコノヒーのような人にお願いできないのであれば、僕の声でいこう”って感じになったんです。」
ライアンによるこの一言を受けて、レヴィ監督はさっそくマコノヒーにオファーのテキストを送ったという。マコノヒーから快諾の返事が返ってきたのは、それから数日後のこと。「マシューは録音データを送ってくれて、それがすごく良かったんです。“ライアンはカウボーイプールからクビ、マシューに決定だ”みたいな感じでした」とレヴィは振り返る。
MCU初出演となったマコノヒーだが、実はこれまでに何度かタイミングを逃していた。マコノヒーは元々『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)でカート・ラッセルが演じたエゴを演じる予定だったのだ。2014年にはドクター・ストレンジ役の候補に浮上し、その後のインタビューでマーベル・スタジオと面会した事実を本人も認めていた。また、2008年公開の『インクレディブル・ハルク』ではハルク役を熱望していたがスタジオ側から断られてしまった過去も明かされている。
『デッドプール&ウルヴァリン』では、カウボーイの首都とも言われる米テキサス州出身らしいイケボを披露したマコノヒー。今後のMCUでは、その姿を見せる日が訪れるだろうか。
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Source:Happy Sad Confused